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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜2度目の恋〜後篇
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にて叔父夫婦に世話になっている少年――――ロイド・バニングスは通信機で通信を始めた。

「―――セシル姉?」

「あ、ロイド。元気そうね。」

「ああ。そっちこそ元気そうだね。それで今日はどうしたんだ?何か用があって電話をしてきたんだろう?」

通信相手――――セシルとの通信を始めたロイドは懐かしそうな表情をしながら通信を始めた。

「ええ。ロイドに知らせて置く事があって………」

「俺に?」

「うん…………………………その…………私、結婚を前提にした新しい恋人ができたから、ロイドにも知らせておこうっと思って。」

「………………………………………………………」

恥ずかしそうな口調で説明したセシルの話を聞いたロイドは石化したかのように固まり

「ええええええええええええええええええええええっ!?」

やがて我に返ると大声を上げて驚いた!

「ちょ、ちょっと待ってくれ、セシル姉!い、一体いつから付き合い始めたんだ!?今まで何度か連絡を取り合ったけど、気になっている男性の話すらも出て来なかったよな!?」

(くかかかかかかっ!面白いぐらい狼狽えているじゃねえか!?なんだ〜?もしかして初恋の女だったのか?くかかかかかかっ!)

(嘘でしょう………!?あの娘に………新しい恋人ができたなんて………!?)

青天の霹靂同然のセシルの言葉に狼狽えているロイドの様子を見たロイドと契約している異種族―――悪魔ギレゼルは陽気に笑い、天使ルファディエルは信じられない表情をした。



「フフ、運命的な出会い……と言った方がいいのかしら?出会ったのは最近なんだけど………不思議とその人を支えたいと思って思い切って告白したら、受け入れてもらえて……その後その日に結ばれて、その日からその人と付き合い始めたの……」

「……………………………」

衝撃の出来事の連続にロイドは口をパクパクして固まっていた。

「ガイさんと婚約していたのに、新しい人と付き合いだした事はやっぱり嫌かな?ロイドは。」

「そ、そんな事ないよ!ようやくセシル姉が新しい幸せを手に入れる事ができて安心したよ…………――――おめでとう、セシル姉。」

「ありがとう、ロイド。」

「それで?どんな人か教えてもらってもいいかな?」

「ええ、いいわよ。あの人はね――――」

その後ロイドはセシルから惚気話同然の説明を聞いた。

「ハハ……………と、とにかく幸せそうで何よりだよ。」

セシルの惚気話同然の説明を聞き終えたロイドは大量の冷や汗をかきながら苦笑して答えた。

「フフ、ロイドも早くいい人を見つけるのよ?ロイドの”お姉ちゃん”として、ロイドが結婚して幸せになる所は絶対に見届けたいんだから♪」

「あの
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