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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜2度目の恋〜後篇
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きました………」

1時間後大使館に戻ってきたイリーナはペテレーネと共にリウイの私室に向かっていった。そしてリウイの私室に近づいたその時

「あんっ!?あ……ふぁ……ああっ!?…………リウイさん……!リウイさん………!………もっと……激しくしてください………!」

部屋の中からセシルの声が聞こえ、声が聞こえてきた瞬間、その場は凍り付いた!

「こ、この声はセシルさん……!?あわわわわわわわわわっ!?ま、まさか………!?」

そして我に返ったペテレーネは部屋から何度も聞こえてくるセシルの声を聞いて顔を真っ赤にして混乱しかけたが、すぐにイリーナが傍にいる事を思い出して真っ赤にした顔を青褪めさせながら部屋とイリーナの顔を交互に見つめ

「…………………ハア…………………もう、リウイったら………”また”ですか…………いくらティナの記憶があるとはいえ、さすがに”そこまでの関係”に進むなんて幾ら何でも早すぎませんか………?」

石化したかのように固まって黙り込んでいたイリーナは大きな溜息を吐いた後膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべた。

「イ、イリーナ様………そ、その……」

「今日は二人っきりにしてあげなさい。」

「は、はい………イリーナ様はその……大丈夫なのですか?」

イリーナの答えを聞いたペテレーネは恐る恐るイリーナを見つめて尋ねた。

「ティナ――――今はセシルだったわね。彼女がリウイの側室になる事は”影の国”の件でわかっていたから大丈夫よ。…………でも側室を一人増やしたのだから、私のお腹の中に宿っている赤ちゃんが産まれてきたら、すぐに2人目を孕ませてもらわないとね?………フフ………」

「……………………………」

そしてペテレーネは膨大な威圧を纏って微笑み続けるイリーナの余波をその身に受けて表情を青褪めさせて身体を震わせながらイリーナと共にその場を去った。

「俺の側室になり、俺達と共にメンフィルの理想を目指してくれないか、セシル。」

その後”行為”を終え、お互いに生まれたままの姿になったリウイはセシルを抱きしめながら問いかけ

「リウイさん………はい、喜んで………!愛しています、リウイさん……!ん……ちゅ……ちゅる……」

リウイの告白に一筋の涙を流して嬉しそうな表情で頷いたセシルはリウイと舌をからめる深い口付けを交わした後リウイの胸板に寄り添い

(ガイさん……私……この人と一緒に絶対に幸せになって見せます…………)

幸せそうな表情でかつて愛した男性を想いながら眠り始めた。



〜数日後・カルバード共和国〜



「ロイド君、少しいいかい?セシルさんから通信が来ているよ。」

「セシル姉から?わかった。」

数日後、カルバード共和国にある一軒家
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