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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 語り継がれなかった軌跡篇
外伝〜2度目の恋〜後篇
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…」
リウイの申し出を聞いたセシルは目を丸くした後リウイを見つめて考え込み
「………はい、お願いします。」
「―――ペテレーネ、客室の用意を。」
「かしこまりました。」
そしてペテレーネが部屋を出るとその場は二人っきりになった。
「あ……そう言えば今日は本当にごめんなさい。私との面会のせいで仕事を中断させてしまって……」
「気にする必要はない。いつでも終わらせられる仕事だ。」
「そうですか………それならよかったです。」
「お前の方こそいいのか?付き合っている男性に事情を説明しておかないと、後で面倒な事になるぞ。」
「今はいません。ガイさん以外とは誰とも付き合った事もありませんし、ガイさん以外の男性に対してそんな気持ちになったこともないんです。」
「………すまん。失言だったな………」
セシルの口から殉職したセシルの恋人の話を出してしまったリウイは目を伏せて謝罪した。
「いえ………気にしないで下さい。もうあれから3年も経っているのですから、私も大丈夫ですし……お母さん達からも新しい恋を見つけて欲しい事もよく言われていますし………」
「お前の容姿とその性格なら、その内新しい相手も現れるだろうから、両親の心配もその内消えるだろう。」
「……………………………」
静かな笑みを浮かべて答えたリウイをセシルはジッと見つめた。
「?どうした。」
「フフ………参ったなあ………最初はティナの影響かと思っていましたけど、私自身、本気になっちゃいました………」
「いきなりなんだ?」
セシルの口から出た訳のわからない答えにリウイが眉を顰めたその時、セシルは頬を赤らめてリウイを見つめた。
「――――好きです、リウイさん。貴方の事を男性として好きです。」
「…………………………本気なのか?俺達は今日会ったばかりだぞ?」
「恋をするのに時間は関係ありません。……どんな悲しい別れがあっても決して諦める事なく、理想に向かい続け………例え自分が傷ついても他の人達の事も大切にできるそんな優しい貴方が大好きです。私―――セシル・ノイエスの恋を今度こそ、叶えさせてください……………!」
「―――俺にはイリーナを始めとした多くの妻がいる。それでもいいのか?」
「はい。貴方に少しでも想ってもらえるだけでも、私は幸せです…………愛しています、リウイさん………」
そしてセシルはリウイに近づいてリウイを抱きしめ、セシルの想いに応えるかのようにリウイはセシルの唇に深い口付けをし、その後二人は愛し合い始めた。
〜1時間後〜
「フフ、まさかこんなにも早くティナの生まれ変わりの方に会えるとは思わなかったわね。」
「はい。私も正直、驚
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