暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
第10話
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ャロンの確認の言葉を聞いたアリサは顔を真っ赤にして怒鳴り

「ハア………好きにしろ。既に昨日の時点でリウイ達やヴァイス達にも二人の婚約が成立した件は報告している。今更撤回するつもりはないし、第一”国”が一度交わした約束を違える訳にはいかん。……今この時点を持って両帝国がラインフォルトグループに制限していた件全て解除する事をメンフィル帝国の次期皇帝たるメンフィル皇女リフィア・イリーナ・マーシルンの名に置いて許可する。両帝国政府の代表者には余の方から説明しておく。」

「ありがとうございます♪お蔭様で倒産の危機に陥っていたラインフォルトグループも完全に立ち直れますわ♪それでは早速、イリーナ会長に連絡させて頂きますね。――――会長、シャロンです。至急報告したい事と相談したい事がございまして……………ええ、その件は勿論ですが『インフィニティ』の件もありまして―――――」

疲れた表情で溜息を吐いた後答えたリフィアの話を聞いて嬉しそうな表情で答え、そしてエニグマを取り出して通信を開始した。

「と言う訳でリィン君、アリサちゃん!早速独占インタビューをお願い!”クロスベルタイムズ”が二人の婚約やラインフォルトグループの件とかも全て、どの通信会社よりも早く記事にするから♪」

「ええっ!?」

「そ、そんな急に言われても…………」

そしてグレイスに尋ねられたリィンは驚き、アリサは顔を真っ赤にしていた。

「アハハ……二人とも大変だよね。」

「自分達の恋仲を世間にさらされますものね……」

その様子をエリオットとエマは苦笑しながら見つめていた。

「…………あれ?リフィア殿下、エヴリーヌさん。どうして昨日の時点でリィン達が婚約したことを知ったのですか?」

一方ある事に気付いたロイドはリフィア達に尋ね

「もしかしてリィンさん達のデートをシャロンさんみたいに覗いていたんですか?」

ティオは目を丸くして尋ねた。



「うむ。………まあ、余は来たくなかったがな。」

「エヴリーヌも。主に覗いていたのはエリゼだし。エヴリーヌ達はエリゼに無理矢理連れてこられたの。エリゼがリィン達の様子を見る度にどんどん怖くなっていくから、昨日は正直生きた心地がしなかったよ…………」

尋ねられたリフィアは疲れた表情で答え、エヴリーヌはリフィアの言葉に頷いた後疲れた表情で溜息を吐き

「え”。エ、エリゼが!?」

エヴリーヌの言葉を聞いたリィンは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。するとその時!

「フフ………昨夜と今朝は随分と楽しまれたようですね?兄様。」

なんと全身に膨大な威圧に加え、さらに背後には魔力によって発生した電撃がバチバチと迸るほどの魔力と目にも見えるほどのメラメラと燃え続ける怒気を全
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ