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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
第10話
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情でリィンを睨んで叫び、シャマーラは表情を引き攣らせ、エリナは冷や汗をかきながら苦笑し、セティとエリィは微笑みながら答えた。

「なっ!?」

「まさか…………昨日のテーマパークにティオちゃんもいたの!?」

エリィの話を聞いたリィンは驚いて声を上げ、アリサは信じられない表情で尋ねた。

「ええ。キーアと一緒に昨日までやっていた”みっしぃ”の限定イベントを観終えた帰りにお二人がデートをしている様子を偶然見かけたんです。……ちなみにその時にシャロンさんと出会ってグレイスさんをこの場に呼んで欲しいって頼まれたんです。」

「ええっ!?」

「シャロン!どうしてそんな事をしたのよ!?」

ティオの説明を聞いたリィンは驚き、アリサは真っ赤になった顔でシャロンを睨み

「うふふ、ラインフォルトグループ会長のご息女であられるアリサお嬢様とルーレの領主の一人、シュバルツァー伯爵のご子息であられるリィン様のご婚約の件を”お客様達”――――メンフィル帝国とクロスベル帝国の方々に知らせる為ですわ。」

「……………………………」

微笑みながら答えたシャロンの話を聞いたリィンは口をパクパクさせ

「あ、貴女ね………!テーマパークにいたティオちゃん達と会ったって事はさては私達のデートも覗いていたわね!?」

アリサは怒りの表情で身体を震わせた後大声で怒鳴った!



「うふふ、何の事やら♪私の記憶に残っているのは午前中は”鏡の城”にて共に祈りを奉げた後占い師の館に向かい、昼食時はアリサお嬢様自らの手でお嬢様の手料理をリィン様に食べさせてあげ、ホラーコースターではお互いの身体を抱きしめ合い、デートの最後は夕陽で綺麗な景色の中、ゴンドラの中でお互いを抱きしめて情熱的な接吻を交わしているお二人を”たまたま”見かけただけですわ♪」

「ええっ!?」

「何ィッ!?」

「わあー♪リィンとアリサ、すっごくラブラブだねー♪」

微笑みながら答えたシャロンの話を聞いたロイドは驚き、ランディは厳しい表情でリィンを睨み、キーアは無邪気な笑顔を浮かべ

「エリゼさんが知ったら何て言うでしょうね。」

「……というかもしかしたらですけど、シャロンさんみたいに遠くから見ていたんじゃないですか……?」

エリィとティオはジト目でリィンを見つめ

「ア、アハハ………まさにロイドさん2号だね………」

「今度は何人の”被害者”が出るんでしょうね……?」

「さ、さすがにロイドさんの状況のようにはならないとは思うのですが…………」

シャマーラとセティ、エリナはそれぞれ大量の冷や汗をかきながら表情を引き攣らせ

「ブッ!?」

「それのどこが”たまたま”なのよ!!ほぼ最初から覗いていたじゃない!第一観覧車
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