第1章
旧校舎のディアボロス
第4話 親友の秘密、知りました!
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・・・・・」
「・・・・・・ゴメン・・・・・・イッセー兄・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
二人に謝罪をされてしまったので、俺は明日夏の言う通り、一旦落ち着く。
ていうか、千秋も本当は知っていたんだな。
「・・・・・・知らないフリをしていたのは、グレモリー先輩に止められていたからだ」
「先輩に?」
「ああ。理由を説明するにはまず、天野夕麻のことを説明してからだな」
そうだ! 二人が夕麻ちゃんのことを覚えていたってことは、夕麻ちゃんは実在していたってことになる!
でも、だとしたら、松田と元浜が覚えてないのはなんでだ? なんで二人だけ──いや、それも明日夏たちの秘密に関係あるってことなのか?
「おまえ、天野夕麻とのデートのことは覚えているな?」
それを訊かれてハッとする。
もし、あの夢が本当は現実だとしたら──。
「・・・・・・夕麻ちゃんも・・・・・・堕天使だって言うのか・・・・・・?」
俺の脳裏に黒い翼を生やした夕麻ちゃんの姿が浮かびあがる。夕麻ちゃんの翼と今日出会った男の翼は全く同じものだった。
「ああ。あの女──天野夕麻も堕天使だ」
なんか、明日夏のもの言いにトゲが感じられた。
──て、ちょっと待て!
「仮にあのデートが本当のことだったとして──なんで俺は生きてるんだ!?」
あのとき、俺は彼女の光の槍で貫かれた! どう考えても、生き残ることなんて無理なはずだ!
「そこからは、グレモリー先輩の正体にも触れながら説明する」
そこでリアス先輩の正体に触れるのか?
俺のこととリアス先輩──なんか関係・・・・・・あるのか?
「まず、グレモリー先輩の正体だが──あのヒトは──悪魔だ」
「あ、悪魔・・・・・・?」
「『悪魔の契約』で有名なあの悪魔だ」
「それってつまり・・・・・・リアス先輩は人々の願いを叶えては魂を奪っていくヒトだって言うのか・・・・・・?」
俺の頭の中に邪悪な笑みを浮かべて人々の魂を奪うリアス先輩の姿が浮かぶ。
「あ、最近じゃ、魂を対価にするような契約はほとんどないらしいぞ。基本的に対価はそこらで手に入る普通の物品で済まされてるらしい」
「えっ、そうなの」
なんか、イメージをぶち壊されたような・・・・・・。
「そして、グレモリー先輩は悪魔の中でも上級の階級を持つ上級悪魔で、この町を縄張りに活動している」
「えっ、それって、この町が悪魔に支配されてるってことか?」
「いや、別に支配してるわけじゃねぇよ。契約をとるための活動場所として管理しているだけだ」
「そうなのか。で、リアス先輩がその悪魔だとして・・・・・・俺とどう関係が?」
「おまえ、自分の身の変化に気づいてるか?」
「
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