131部分:第十六話 西部にてその一
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できるのはやはり御前達だけなのだ」
「我等だけですか」
「シャカ、御前にはこの聖域の護りを頼む」
彼はそれに専念させることにしたのである。これは教皇としての彼の判断である。
「そして他の者達を随時出陣させていく」
「黄金聖闘士を一つの戦場に同時にですか」
「あの冥皇ハーデスとの戦いでもなかったことだ」
シオンが生き抜いたあの時の戦いである。あの時の戦いで彼は多くの仲間達を失いまた自身も多くの死線を潜り抜け血と屍を見ていた。だからこそ知っていた。
「それはな」
「しかし今はそれをあえてですか」
「それだけアーレスの軍は強い」
だからなのであった。
「だからだ。サガとアイオロスには負担をかけるがな」
「そのことですが」
シャカはここでまた教皇に対して言ってきた。
「教皇」
「うむ」
「どうやらアーレスの軍勢は彼等だけではないようです」
「言い伝えに残っているな」
シオンは静かに述べた。
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