第三百六十二話
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第三百六十二話 御飯の時に
使い魔達と話をした後予習と復習をしてだった、それから晩御飯の時間になって一階に降りた。父はまだ帰っておらず母と妹の三人と二匹の使い魔で食べた。ただ使い魔達はテーブルの下で自分たちの食事を食べていた。
その場でだ、妹の利奈が梨花に笑顔で言った。
「私塾でも勉強してね」
「それでもっとなのね」
「そう、もっと成績上げたいわ」
今以上にというのです。
「さらにね」
「そうなのね」
「お姉ちゃんみたいにね」
姉に対しても言うのだった。
「成績よくなりたいの」
「私みたいになのね」
「そうよ、私運動は苦手だけれど」
それでもというのだ。
「それでもね、お勉強ではね」
「塾でも勉強して」
「そう、もっともっとね」
意気込んで姉に言っていく。
「成績よくなるわ」
「頑張ってね」
梨花は妹の熱気に前から応じた。
「そしてね」
「そして?」
「学年トップを目指したら?」
「ううん、そこまではね」
学年トップを言われるとだ、妹は瞬時に難しい顔になった。そのうえで姉に対して今度はこう言ったのだった。
「考えてないわ」
「そうなの」
「あくまでお姉ちゃんみたいで」
「私より上は?」
「そこまでもね」
「いやいや、そこでトップを目指したら?」
こう妹に勧めた。
「いっそのことね」
「大それたって思ってるけれど」
「自分で思うにはいいでしょ」
そうならばというのだ。
「それで勉強していくのなら」
「いいのね」
「だから学年トップ目指してみる?」
「じゃあ」
妹は姉に言われ考える顔になって返した。
「そのつもりで頑張ってみようかしら」
「私みたいにじゃなくてね」
「トップね」
「そうしてみたらいいと思うわ」
自分と向かい側の席にいて意気込みを見せる妹に勧めた、そしてその話が「終わってから晩御飯を食べるのだった。
第三百六十二話 完
2016・7・21
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