米麺戦争〜仁義なき朝食の戦い〜【シベリア香川】
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…行くよ!」
シュン…
ドゴッ!
「にゃはっ…!」
「瞬間移動!?」
花陽は凛の後ろに瞬間移動し、お返しとばかりに凛の背中の上の方を両手を握って殴った。
「まだまだっ…!」
シュン…
ドン!
「かはっ…!」
花陽は凛の落ちて行く先に瞬間移動してもう1発パンチを食らわせた。
「いくよ……『百米拳』!たぁあああああああ!!………」
「にゃは…!にゃは…!にゃは…!にゃは…!………」
花陽はそれから必殺技『百米拳』を繰り出した。あ、百米拳は白米と百裂拳をかけていて……
「たぁ!」
「にゃはっ…!」
「あ、凛ちゃん!」
「ふん……」
花陽は百米拳を発動し終えると、凛を放った。
ズザザザザ……
「凛ちゃん、大丈夫!?」
「え、えへへへへ……大丈夫だよ……」
凛は苦しそうに言った。
「もっと……もっと楽しませてよ!」
「は…花陽……ちゃん……?」
「か…かよちん……?」
「それで終わりなのぉ!?まだやれるでしょう?もっと…もっともっともっと楽しもうよ!凛ちゃん!!」
ズゴォォオオオオオオ!
「っ…!?花陽ちゃんから黒いオーラが……!?」
「もっと……もっと!!」
ズゴォォオオオオオオオオ!!
「ま…まさか……白米の想いが暴走してかよちんが……!?」
「そんな!?」
「さぁ……楽しもうよ……凛ちゃん!」
花陽はそう言うと凛と春人に向けて突進してきた。
「っ…かよ……ちん……!」
「ダメだよ凛ちゃん!」
「でも…」
「くっ……うぉおおおおおおお!!」
ドン!
「っ…これは……!?」
「春……くん……?」
「まさか……この力を使うときが来るなんてね……」
花陽のパンチは凛か春人に当たることは無かった。
なぜならその前には……
春人が出したピンク色の"壁"があるからだ。
そしてそれを出した春人の右手の甲には桜の紋様が付いていた。
「これは『サクラ・ウォール』だよ」
「サクラ……ウォール……!?
まさか……春くんって……!?」
「そう……僕は"壁使い"なんだ」
壁使いと書いてウォーラーと読むそれは、選ばれたものに与えられた力……大切な人を守る力。
それが使う壁は何種類かあり、その種類ごとに手の甲に紋様が付くのだ。
「春人くん……なんで凛ちゃんの味方をするの?春人くんは白米よりラーメンの方がいいの?」
「てやぁ!」
「くっ……!」
春人はサクラ・ウォールで花陽をはじき返した。
「花陽ちゃんは……」
「春……くん……?」
春人は立ち上がった。
「僕が花陽ちゃんを救ってみせる!」
その春人は「やってやる」
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