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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
第8話
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「…………………………………」

シャロンとは違う位置で新しい双眼鏡で様子を見つめ、盗聴器で会話を聞きながら膨大な威圧を纏い続けているエリゼは双眼鏡を持つ両手に再び力を入れて双眼鏡に罅を入れ始め

「ガタガタブルブル…………………」

エリゼの近くにいるエヴリーヌは恐怖の表情で身体を震わせ

「エ、エリゼ……少しは落ち着いたらどうじゃ……?」

同じようにエリゼの近くで表情を青褪めさせて身体を震わせているリフィアは恐る恐るエリゼを見つめて言った。

「あら………私は落ち着いているわよ………?アリサさんが兄様の妻の一人になる事は私も認めているのだから…………リフィアったら、何をおかしなことを言っているのかしら……?」

リフィアの言葉を聞いたエリゼは膨大な威圧を纏った極上の微笑みを浮かべて二人を見つめ

「ヒッ!?」

「ぬおっ!?」

エリゼの微笑みを見たエヴリーヌとリフィアは悲鳴を上げた。その後リィン達はアトラクションをいくつか廻っていると夕方になり、二人は最後に遊ぶアトラクションとして観覧車に乗った。



〜夕方・観覧車〜



「ゴンドラがどんどん高く上がって行く………フフ、ちょっと緊張してきたわね。」

ゴンドラの中でリィンと向かい合って座っているアリサは窓から見える景色を見つめて微笑み

「ハハ、前に乗った時はちょっとの間だけ止まったからビックリしたんだよなあ……」

リィンは苦笑しながら答えた。

「うふふ、ここが勝負所ですわよ、お嬢様♪」

一方その様子を地上でビデオで見つめ続けているシャロンは微笑み

「フ、フフ……今までの事を考えると高確率で良い雰囲気になって、そのまま二人は……………という事になりそうね………実際以前に私と乗ってキスをした時も同じ状況でしたものね…………………!」

「「…………………」」

シャロンとは違う位置で地上から罅を増やし続けている双眼鏡で見つめ続けているエリゼは膨大な威圧を纏って口元をピクピクさせ、エリゼの傍にいてエリゼが出し続けている威圧を近くで受け続けているリフィアとエヴリーヌは表情を青褪めさせて身体を震わせ、またエリゼ達の周囲にいた観光客達はエリゼ達から逃げるように移動し、エリゼ達がいる場所を中心に避け、エリゼ達がいる場所だけぽっかりと空いていた。そしてゴンドラは頂上近くまで上がって行った。

「綺麗……………思わずため息が出ちゃいそう………」

「ちょうどいい時間だったみたいだな。」

アリサは立ち上がってゴンドラから見える景色にうっとりし、リィンは口元に笑みを浮かべて答えた。するとその時ゴンドラに衝撃が起こった後、ゴンドラは止まった!

「キャッ!?」

するとその時アリサは倒れ掛かれ
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