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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
第7話
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、アリサのバッグに密かに取り付けた盗聴器で二人の会話を聞いているシャロンはリィン達の様子を嬉しそうな表情で導力ビデオで録画し続け

「うふふ、この調子なら本日手配した部屋をお使いになってくれるかもしれませんわね♪」

そして笑顔で呟き、食事をとっている2人を微笑ましそうに見つめていた。

「兄様に食事を食べさせる……ですって……!?しかも手料理を自らの手で………!まさかその為のサンドイッチですか!?恋人同士になれた私ですらもまだやったことが無いのに……………!兄様も兄様です!私という婚約者がありながら、あんな誘惑にあっさりと屈するなんて……!もしかして胸ですか!?確かアリサさんの胸は情報に書いてある通りだと87……………今年でようやく80になったばかりの私と比べると明らかに大きいですものね……!」

同じ頃、リィン達からかなりの距離を取った席で片方の手にはクレープを持ち、リィンの手荷物に仕掛けておいた盗聴器で二人の会話を聞きながらもう片方の手で双眼鏡でリィン達の様子を見ていた膨大な威圧を纏って口元をピクピクさせているエリゼは身体を震わせながら片手に持っている双眼鏡に力を入れた。すると双眼鏡からメキッという音が聞こえた後、双眼鏡に罅が入り始め

「ハア………エリゼよ、一体いつまで続けるつもりなのじゃ?」

エリゼの様子を見たリフィアは食事をとりながら呆れた表情で溜息を吐いた後尋ねた。

「あら………そんなの勿論、デートが終わるまでに決まっているじゃない。」

リフィアに尋ねられたエリゼは膨大な威圧を纏って微笑みながら答え

「覗きはあまりいい趣味とは思えぬぞ。……第一ラインフォルトの娘の恋が実った所で、お主が将来リィンと結婚する事は変わりないじゃろうが……というか何故余まで付き合わなければならないのじゃ?せっかくの休暇だというのに………」

エリゼの答えを聞いたリフィアは呆れた様子で答えた。

「兄様が縁談を受ける事を決めた”原因”の一つであるリフィアは黙っていて。第一今日と明日を休暇にできるようにいつも以上に政務書類の片付けを手伝った上、スケジュールを調整したのは私である事を忘れたのかしら?」

「むう……………し、しかしだな。お主もラインフォルトの娘がリィンの妻になる事は認めたのであろう?なのにどうして、そこまで目くじらを立てるのじゃ?」

しかし膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべたエリゼに見つめられたリフィアは大量の冷や汗をかきながら唸った後、恐る恐る尋ねたが

「それとこれとは別問題よ。それに今後の兄様と私とのデートや3人でのデートの参考にもなるから、ちょうどいいのよ。ウフフフフフフフ………」

「…………………………」

膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべ続けるエリゼに何も言えず、表情を引き
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