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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
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固まる。その理由は、今までの競技以上に趣旨を理解できないゲームだったからだ。

『それでは最初に説明した通り、各チームはプレイヤーを一名選んでください』
「「「「!?」」」」

競技の発表で驚かされた俺たちだったが、それだけでは終わらない。またしても運営側は俺たちの推測を越えてきた。

「え・・・事前説明は?」
「まさかこの名前から競技を予想しろってこと?」

てっきり事前にルールが説明され、それからプレイヤーの選出だと思い込んでいた。しかし、その予想に反して、プレイヤーを選んでからルール説明を行うらしい。

「慌てるな、条件は向こうも同じだ」
「だね。今はそれよりも大事なことがあるよね」

慌てる天空の竜と神とは正反対に、冷静さを保っていたレオンと俺がそう言う。

「このゲームがどんなゲームか・・・」

顎に手を当ててさっそく思考しているソフィア。俺たちも彼女と同様に、どんなゲームなのかを推測していく。

「共感はわかるけど・・・」
「度って何?度って」

相手の考えに賛同することが共感なんだけど、共感度というと話は変わってくる・・・のかもしれない。もしかしたら何も変わりがないかもしれないけど、それをこの場で判断することは不可能だ。

「とりあえず・・・誰が行くかを決めないといけないか」

ゲームの予想はこれ以上しても無意味、そう思ったレオンが話を切り替える。でも、立候補する人物は誰もいない。なぜなら、これが誰が適任なのか、全く予測ができていないから。

「どうする?」
「誰が行けばいいのかな?」

ウェンディと顔を見合わせて話し合いを行う。共感度ゲーム・・・どんなゲームなんだ?

「ここは《共感》ってところだけで判断して、この中で一番共感できるメンバーに行ってもらえばいいんじゃない?」

スゥッと手を上げて提案をしたのはこの中で日頃の行いに一切共感を持つことができない変態娘。でも、彼女の言うことももっともだと思う。ただ、何に共感できるかによって条件が変わってくるのが難点ではあるけど。
なら一番まともな人材を選ぶのがいいかな?となると・・・

「私はシェリアがいいと思う!!みんなのことわかってそうだし」
「あたし!?」
「俺もシェリアが一番適任だと思う」

この五人の中で・・・いや、俺の知っている人の中では間違いなくまともな分類に入るのはシェリアだ。ウェンディもまともだとは思うけど、時々おかしなことをするときがあるし、シェリアが一番大丈夫だろう。レオンとソフィア?ムリムリ、論外だよ論外。

「ソフィアは変態だし」
「レオンはアホだし」
「シリルは自分の性別もわかってないし」

ガッ

レオンがソフィアを俺がレオンを、そしてソフィアが俺をディスるのと同時に
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