5games
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いった感じに小さき魔術師のplayerにレオン、人魚の鱗にカグラさんの名前が表示され、その下のsubの部分には各チームの残りのメンバー名が映し出されていた。
「なんで分ける必要があるんだ?」
手を上げて素朴な疑問を投げ掛けるのは銀髪の青年。それに対し、司会者は待っていましたという風に楽しそうに答える。
『各ゲームは一人が勝敗の重要な役割を担うものになっています。他の選手にはそのプレイヤーが勝利できるようにとサポートをしてもらう仕様になっています』
要約すると、一つの種目に一人ずつ選出して相手と戦う。ただし、単純な団体戦とは異なり他の人もそれなりに参加できるようになっているってことかな?
「プレイヤーは毎回同じでもいいの?」
『いいえ、各選手プレイヤーになる権利は一度だけです。さらに、ゲーム名は開始の直前に発表しますので、慎重に選ぶ必要があります』
続いてシェリアが質問をしてみる。5gamesだからおおよそ予想はしてたけど、ゲームの発表がギリギリまでわからないとなると、適任だと判断してプレイヤーを選ぶと次の種目の方がよかったとなるかもしれない。そこは運任せなんだろうけど・・・今日はツイてないから嫌なことが起こりそう・・・
「はいはい!!質問シツモン!!」
『どうぞ』
元気に手を上げて自分の存在をアピールしているのは銀髪の人魚。彼女は指名されると、みんなが気にしていなかった重要な点を確認する。
「決勝は魔法の使用はどうなってるの?」
一回戦では特に指定されることがなかったため、知らないフリして使っていた魔法。二回戦はそれを踏まえて魔法の使用制限がされていたが、決勝戦は両チームともに魔導士のみで構成されているチーム。魔法を自由に使っても、条件は五分と五分だと思う。
『魔法の使用は各ゲームによって異なります。ルール説明時に共に説明させていただきます』
魔法が優位に働く時とそうじゃない時の差はあるだろう。できることなら、使用可能な方が俺に有利なんだけどなぁ・・・
『他に質問はございませんか?』
周りに視線を配ると、他の人たちも特に今は聞いておくこともないようで、首を横に振るなり何もせずただ、次の説明を待つなりして意思表示をしていた。
『それでは!!1stゲームに入ります!!最初のゲームは・・・』
ビジョンの脇にセットされたボタンを勢いよく叩くと、魔水晶ビジョンのゲーム欄が激しく動き出す。そして頃合いを見てもう一度ボタンを押すと、あるゲームの名前を映し、ビジョンが止まった。
『共感度ゲーム!!』
「「「「「・・・??」」」」」
ついに発表された決勝戦の最初のゲーム。しかし、そのゲームに全員の表情が
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