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かる。俺もこいつが同じ目にあっていたら間違いなくそんな顔になる。でも、少しくらい心配してくれてもいいんじゃないかな?
「ほれ、服」
「ありがと・・・」
ソフィアに水浸しにされた服を持って帰ってもらったついでに新たな服を持ってきてもらった。彼が選択したのは赤いポロシャツに黒のジーンズ。よかった・・・変なものを持ってこられないか心配だったけど、その辺はレオンもちゃんとわかっていたようだ。
レオンが持ってきてくれた服を着るために立ち上がり、羽織っていたタオルを脱ごうとした。しかし、なぜかその瞬間、少女たちがこちらをまじまじと見ていることに気が付き、脱ぐのをやめる。
「ねぇ・・・三人とも向こう向いてて」
別にパンツまで脱ぐわけじゃないから見られてても問題ないけど、あまりにも熱視線過ぎて脱ぐのを躊躇ってしまう。ソフィアが一番ガン見してるかと思うと、実は幼馴染みの少女が一番食い入るように見てるから、さらに気恥ずかしさが込み上げてくる。
「えぇ!?別に気にしないでしょ?」
「いいじゃん!!減るもんじゃないし」
「そ・・・そんなに見てはいないよ/////」
なぜか反論してくるシェリアとソフィア。ウェンディは手で顔を覆うようにしているが、指の隙間からこちらを見ている目と視線があってしまい、さらに気まずい雰囲気になってくる。
「はいはい、女の子なんだから自重して」
このままではいつまで経っても終わらないと判断したレオンが、三人の首にうでを回して無理矢理後ろを向かせる。それを確認してから、振り向く前にとせっせと着替えを始めたのだった。
それからしばらくして、無事に着替え終わった俺とウェンディたちは、そろそろいい頃合いだったこともあり、決勝戦の会場である広場へと向かっている。
「しかし、番狂わせなんか全然起きなかったな」
頭の後ろで手を組みながら、共に先頭を歩いていた少年が残念そうに呟く。
「二回戦も圧勝だったみたいだね、リオンさんたち」
俺たちよりも早く決勝へと駒を進めていた人魚の鱗。一回戦も軽く勝ったような印象を与えていた彼らに、どこまで通用するのだろうか?
「そういえばソフィアとレオンは、カグラさんとリオンさんに目つけられてたもんね」
「大変だね、二人とも」
後ろを歩いているウェンディが、開会式でのカグラさんたちの言葉を思い出し、標的とされている二人にそう言う。レオンは最近調子に乗ってるし、ソフィアは変態だし、ギルドの中心人物である二人からすれば、一度叩いて落ち着けておきたいところなのであろう。
「ソフィアはカグラさんと遊べれば何でも」
ただ、そんなものでこの少女
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