第二話
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った筈だが、しかし霄は平然としていた。夕闇の向こうを見据えるその瞳が、血の紅蓮に輝いている事に、雫はその時初めて気が付いた。
「………色々と突っ込みたいだろうけど、取り敢えず場所変えようぜ。」
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