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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜番外編 アリサのお見合い篇
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葉を聞いたリィンが呆けたその時!
「ん……………」
なんとアリサはリィンの頬に口付けをし
「!!!!!????」
「!!??」
「まあまあまあ……………!」
口付けをされたリィンは混乱し、エリゼは目を見開いた後石化したかのように固まり、シャロンは嬉しそうな表情で見守りながら一瞬の動作で懐からカメラを出してアリサがリィンの頬に口付けをしている瞬間の写真を撮った。
「そ、その………今のは私を2度も庇ってくれたお礼よ…………………唇や”その先”は私の想いに応えてくれたら、してあげるね……………それじゃあ今日は失礼するわ!」
そして湯気が出るほど顔を真っ赤にしたアリサはリィンを見つめて言った後走り去り
「うふふ、それでは私もこれで失礼しますわ♪お二方とも、御機嫌よう♪」
シャロンはスカートを両手で摘み上げて上品に会釈をした後アリサの後を追って行った。
「………………………」
二人が去るとリィンは石化したかのように固まり
「フ、フフ………先程のアリサさんの行動は完全に油断していました。まさか私の許可が出た瞬間堂々と私の目の前であんな事をしてくるとは…………………もしキーアさんの因果操作を受けずに兄様がトールズ士官学院に通っていたら、私の想いは届かずアリサさんの事を”
義姉
(
ねえ
)
様”と呼ぶ羽目になっていたかもしれませんね………今度キーアさんに会った時、お礼として何か奢ってあげないといけませんね…………………」
我に返ったエリゼは膨大な怒気のオーラを全身に纏って身体を震わせながら口元をピクピクさせていた。
「―――ホテルに戻りますよ、兄様!お父様達との夕食が終わったらすぐに愛し合います!今夜は私が満足するまで寝かすつもりはありませんので覚悟していてください!」
「エ、エリゼ!?ちょっ、離せって!自分で歩くから…………!」
その後エリゼは強引にリィンの片腕を両手で引き寄せて腕を組んだ後リィンを引っ張りながらその場から去って行った。
そして1週間後…………………
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