暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1444話
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台詞が似合うと思ってるのか?」

 気障というより、古臭い……あ、でも流行ってのは時々一周回って元に戻るって話を聞いた事があるな。って事は、もしかして『君の瞳に乾杯』もまた流行したりするのか?

「ふふっ、そうね。でも、女ってのは恋人にそういう口説き文句を言って貰いたくなったりもするのよ? 特にアクセルの場合は私を含めてハーレムでしょ? なら、釣った魚にもきちんと餌をあげないと……」

 意味ありげな視線を向けてくるシェリルだったが、俺が口を開くよりも前に再びシェリルの口が開く。

「……って普通なら言うところなんでしょうけど……色々な意味で規格外なアクセルという男を知ってしまった以上、もう普通の男を男として見る事は出来ないわ。最初にアクセルと出会ったのは、幸運だったのか、不幸だったのか……微妙なところね」
「そこは幸運だったと言って欲しいな」

 少し不満そうな視線を向けると、シェリルからは笑みが返ってくる。

「そうね、今の私は間違いなく幸せよ? でも、アクセル以外の男を男として……正確には異性として見る事が出来なくなったってのは、少し残念だと思わない?」

 シェリルは間違いなく絶世の美女と呼んでもおかしくないだけの美貌と魅力を持っている。
 そんな人物に男として……異性として見られないというのは、多くの男にとっては絶望しかないだろう。
 特にシェリルの熱狂的なファンにしてみれば、俺を恨んでも恨みきれないってところか。

「規格外って言われてもな。俺自身はそこまで特別な感じではないと思うんだが」
「……あのね、どこの世界に毎晩9人の女と爛れた夜を過ごす男がいるのよ。ましてや、そういう夜を過ごす事が出来たとしても、体力や精力が持たないでしょ」

 まぁ、体力と精力が無尽蔵だって自覚はある。
 シェリルが言う通り、毎晩のように9人を相手にして、最終的には9人の方が先に音を上げている。……夜の生活が充実していれば肌艶が良くなるって話はよく聞くけど、シェリル達の場合は夜の生活が激し過ぎて、時々魔法球で体力を回復させてたりもするしな。
 混沌精霊だから……って訳じゃないのは、ネギま世界に行く前にレモン、コーネリア、マリューといった3人と夜を過ごした件を思えば明らかだ。
 もっとも、混沌精霊になって余計に体力と精力が増したってのは間違いのない事実ではあるんだが。

「全く、私もなんでこんな悪い男に引っ掛かったのかしらね」
「シェリルと最初に会ったのは……ああ、シェリルがライブの為にフロンティア船団に来た時だったな。変装して抜け出してた時」
「ええ、あの時可憐な蝶はアクセルという蜘蛛が用意した蜘蛛の巣に捕らえられてしまったのよ」
「……その表現は、正直微妙じゃないか?」
「あら、そう? 私としては正確だと
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