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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第241話
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「他者を気にせず、自らの欲を求め続けるという意味では”劫炎”と同類でしょうね。」

ラウラの問いかけに対して答えたオーレリア将軍とウォレス准将の答えを聞いたアリサはジト目で二人を見つめ、シャロンが真剣な表情で呟いたその時

「クク、その意見には俺も同意するぜ。」

「あ……っ!」

「やはり貴方もいたか………!”鋼の聖女”と並ぶ”結社最強”の使い手にして執行者No.T――――”劫炎”のマクバーン……!」

「”劫炎”のマクバーン………レグラムで貴方方が対峙した結社の”執行者”ですか。」

「そ、それに”鋼の聖女”ってシル―――リアンヌさんの事だよね!?あの人と並ぶ強さだなんて………!」

「やはり貴方もオズボーン元宰相の誘いに乗っていたのですね………!」

「ハア………できれば貴方だけはそのまま成仏して欲しかったのだけどね。」

「そんな殊勝な性格でないのはわかり切っていた事だろうが。―――――”劫炎”、お前の事だから大方”英雄王”のような相手と再び戦える機会を望み、”鉄血宰相”に力を貸していると言った所か。」

何とユミルでリウイに討ち取られた結社の執行者―――”劫炎”のマクバーンが姿を現し、マクバーンの登場にエステルは声を上げ、マクバーンを見つめて声を上げたヨシュアの言葉を聞いたフェミリンスはマクバーンを警戒し、ミントは信じられない表情をし、エリゼは厳しい表情でマクバーンを見つめ、疲れた表情で溜息を吐いたクロチルダにレーヴェは呆れた表情で指摘した後目を細めてマクバーンに問いかけた。



「クク、わかっているじゃねぇか。しかしまさかオーロックスで戦った”空の女神”を自称する女が本物の”空の女神”だったとはな。」

「私自身は”空の女神”なんて痛々しい二つ名は名乗りたくないのですけどね。」

「またかい、エイドス………」

「お願いしますから、こういった状況が緊迫している時に脱力するような事を言わないでください……」

「というか前々から疑問に思っていたけど、”空の女神”の二つ名のどこが痛々しいと思っているのよ……」

「そんなんだから”KY女神”って呼ばれているの〜!」

「もしかしてエイドスは自分の時代での決戦の時もこんな調子だったのじゃないかしら……?」

「ク、クレハ。それ、冗談になっていないよ……?」

マクバーンの言葉に対して答えたエイドスの場違いな答えを聞いたリィン達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アドルとエレナ、フィーナは疲れた表情で頭を抱え込み、ノイはエイドスを睨んで指摘し、クレハの推測を聞いたナユタは表情を引き攣らせていた。



「ったく、いい加減にしなさいよね、この女神は………―――それよりも厄介な組み合わせが現れたわね。」

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