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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第241話
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いだろう……」
「フン、要するにただの負け惜しみか。”領邦軍の英雄”と謳われた者が随分と落ちぶれたものだな。」
ゼルギウスとゼルギウスの説明を補足したクロウの説明を聞いたマキアスは疲れた表情で呟き、ユーシスは鼻を鳴らして呆れた表情でオーレリア将軍とウォレス准将を見つめた。
「フッ、負け惜しみか。確かにそう取られる事に否定はしないが………自分の命惜しさに父や兄の命を奪い、更には実家であるアルバレア公爵家を取り潰したメンフィルに尻尾を振る貴殿にだけはそんな事を言われる筋合いはないがな。」
「…………ッ………!」
「あんた………!」
「その言葉、取り消してください!」
「幾らなんでも酷すぎるよ……!」
「実家がメンフィルとの戦争勃発になった元凶になってしまった為処刑されたアルバレア公爵達の代わりにエレボニアとメンフィルに償う為にユーシスさんがどれだけ辛い思いをして”戦争回避条約”に従おうとしているのか、貴女にはわからないのですか!?」
オーレリア将軍の言葉を聞いたユーシスは辛そうな表情で唇を噛みしめ、サラ教官とリィンは怒りの表情でオーレリア将軍を睨み、エリオットは不安そうな表情で声を上げ、セレーネは辛そうな表情でオーレリア将軍に問いかけた。
「……まあ、武勲欲しさに内戦に加担して反逆者に成り下がった彼女にはユーシスさんのお気持ちは理解できないでしょうね。」
「?それはどういう事なのだろうか?」
静かな口調で呟いたシグルーンの答えの意味が理解できないガイウスは不思議そうな表情で訊ねた。
「………ヘイムダル占領の際に最後まで激しい抵抗をしていた”黄金の羅刹”を討ち取る事で例え理由があったとはいえ、一時的はリウイ達の敵であった自分がリウイ達――――メンフィルに対して罪滅ぼしをする為にリアンヌ様自らが相手したのだが……その時にリアンヌ様が”黄金の羅刹”に内戦に加担した理由を問いかけた時にこのような答えが”黄金の羅刹”から返って来たそうだ――――『”史上最強”――――リアンヌ・サンドロッド!”槍の聖女”たるそなたを超える武勲!』、とな。」
「そうだ……そしてそのために私はアルゼイドとヴァンダールの二大流派を修め、この内戦で師たる”隻眼”と”光の剣匠”を手始めに倒す事を目標としていたのだ……!」
リフィアの答えにオーレリア将軍は頷いて話を続け
「な――――」
「そ、そんな事の為だけに内戦に加担していたなんて……!」
「と言う事は彼女はアルゼイド子爵とゼクス中将から剣術を習いつつも二人を討ち取る機会を狙っていたのか……」
「やれやれ……君もカイエン公達のように自らの野望の為に内戦に加担していたのか。」
「オーレリア将軍……」
オーレリ
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