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インフィニット・ストラトス 黒龍伝説
誓う蛇
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に捕まり、前回同様保健室で検査を受けさせられる。結果が出るまで待機しているのだが、ついでに一番の重傷者であるボーデヴィッヒさんの体調をラインで調べて前世から使っているカルテに書き示す。

「やはり速攻で救出して正解だったな。高Gの影響で臓器の一部が弱っているな」

「けど、平均よりは頑丈な体みたいだね。あっ、ナノマシンの反応もあるんだ」

「強引すぎる改造にも程があるな。ちょっと調整したほうが良さそうだな」

ラインでナノマシンを改良しておく。体への負担を最小限にまで抑えておけばいいだろう。

「こんなもんだな。それにしても、液体金属のISか。中々トリッキーでコスパに合わない物を投入してきたな」

「そんなにコスパに合わないの?」

「液体金属だから強度は低いし、再生できると言ってもエネルギーは大量に必要だし、高温に晒せば液体金属を操っているコア部分が先にダメになるからな。そんなことをするぐらいならEG合金を使ったほうがいいな」

「EG合金?」

「形状記憶修復合金。時間さえかければ再生可能な特殊合金だ。形状を覚えさせた状態に修復しようとするからな、エネルギーを溜め込んだ状態を記憶させておけばエネルギーまで生成する」

「なに、その理不尽な装甲」

「一時期は流行ったんだけどな。反中間子砲がメインになってくると廃れた。再生速度を大きく上回る武器の前にEG合金なんて使ってられないからな」

「ものすごく嫌な名前の砲だよね」

「名の通り中間子の反物質砲だ。エネルギーフィールドなんかで防がないと装甲での防御は不可能だ。廃れはしなかったが副砲扱いにする船が多かったな」

ちなみに主砲はヤマト型戦艦の主砲が製造当初からベストセラーだった。整備が簡単、エネルギー弾も実弾も発射可能、拡張性が高いなどの評価で破壊力にも申し分なかった。最終的には波動砲をぶちかましたり、拡散させたり、ホーミングさせたり、普通の実弾に発射時に波動エネルギーを挿入したりとやりたい放題だった。無論、魔術炉心対応砲でもある。

「っと、話が逸れまくったな。まあ、コスト度外視であんなことができるのは篠ノ之束だけだろうな」

「人命を無視しているあたりもね」

「まあ、好きにさせてやればいいさ。アレのアドバンテージはオレにはない発想ができることだけだ。だが、オレはそれらを知識として閲覧することができる」

「……なんか嫌な言い回しなんだけど。何を隠しているの?」

「あ〜、いや、そのな、簡単に説明すると、アカシック・レコードって面白いな」

「その一言で分かった。常にリンクしてる形?」

「いや、一番近いのが近くにあるデカイ図書館だな。自分で探して回る感じ。なんとなくソッチの方にこんな感じのものがあるようなってのが分か
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