暁 〜小説投稿サイト〜
『キズ痕』
『汚れた街』

[8]前話 [2]次話


あなたが消えゆく
その人混みを
いつまでも眺めた
あなたはもう
其処にいないのに

飲み込まれてく
だけじゃない
あなたは自ら
夜の闇に潜り込む

叫んだって
泣いたって何も
変わらない
だったら自ら
変えてくだけだって

颯爽に通り過ぎる
景色達をずっと
忘れはしないだろう
二度と帰らぬ今日

雨が降る度に
躰が震える度に
今日を思い出して
苦しくなるだろう
そう思ったんだ

ほら降りだした雨が
此の胸抉ってく
永遠に忘れない...

こんなに淋しくて
こんなにイタイ...
こんなに苦しいのは
どうしてなのか



[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ