暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-C機械仕掛けの少女〜Devilish Trap〜
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ピットからはヴァイス君、小さな窓からはシャマル先生が私に向かって手を振ってくれたから、『間に合って良かったです!』手を振り返してから、すぐにフェイトちゃんの元へ向かう。

『こちらライトイング2! 砲撃主と他2名を視認・・・したんだけど・・・』

フェイトちゃんの声が尻すぼみになってく。その理由はサーチャーから送られてきた映像でハッキリした。体のラインが判るピッチリと密着した水色のスーツ。アレは「シスターズの・・・!」着てるバトルスーツと全く同じデザイン。

『考えててもしゃあない! とにかく確保や!』

「りょ、了解!」『了解!』

はやてちゃんからの指示に応じて、3人の少女の追跡を開始する。気になるのは赤い短い髪の少女で、「ウイングロード・・・?」のような魔法・・・と言うよりは、シスターズの使うスキルを使ってた。スバルとギンガのような帯状魔法陣じゃなくてテンプレートだし。

「(とにかく今は捕まえることを第一に考えないと・・・!)止まりなさい!」

「市街地での危険魔法使用、および殺人未遂の現行犯で逮捕します!」

その赤い髪の子が「うっせぇ! 止まれって言われて誰が止まっかよ!」乱暴な口調で返した。ん〜、昔のヴィータちゃんを見てるみたい。大きなボードに乗って空を飛ぶ子が「うわ、うわ、これ絶対まずいっスよ!」焦ってるような口調だけど、時折こっちに振り返るその顔はどこか楽しんでる。砲塔を抱えてる子は無言でウイングロード(仮)の上をひたすら走って逃げる。

「なのは!」

――プラズマバレット――

「うん!」

――アクセルシューター――

「シューット!」「ファイア!」

制止を振り切っての逃亡ということで、こちらも手加減なしの射撃魔法の雨あられ。3人は「うおおおお!?」とか「わぁぁぁぁ!?」とか「あっぶねぇ〜〜〜!」とか、大慌てで回避行動を取った。そこにさらに追い打ちを掛けようとした時・・・

――ISクローニングクイーン・シルバーカーテンTypeガンマ――

「「っ!?」」

3人の姿が一気にブワッと増えた。さっきと同じ「幻術・・・!」で間違いない。とにかく逃がさないために、フェイトちゃんと協力して片っ端から射撃魔法を撃ち込んでいきながら「ロングアーチ!」海上でガジェットの実機と幻術の混成編隊を見破ったように、今回も幻術がどれかを解析してもらいたい。

『はい! すぐに!』

シャーリーからすぐに実体と幻術の解析情報が送られて来て、「ありがとう!」本物の少女3人の位置を特定。私はカートリッジをロードして魔力をチャージ。一網打尽にするべくストライクスターズをスタンバイしたところで、3人はいきなり地面へ向かって急降下。建物の陰を利用して逃げ切りを図るのかもしれない。

――I
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