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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic10-C機械仕掛けの少女〜Devilish Trap〜
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る」後ろに控える捜査官に手錠を用意させた。そして、ガチャッとドクターやシスターズ全員に手錠を掛けた。

「ウーノ、ドゥーエ、トーレ、クアットロ、チンク、セイン。大人しく連れて行かれようじゃないか。今は、ね」

「連行しろ」

ナジェージダの指示で、ドクター達が応接室から本局内に設けられている拘置所区画へと連行されて行く。その最中、「あなた達がプライソン一派だとは初めから思っていません」ナジェージダがドクターに小声で伝えた。

「ほう」

「すいません。ですが、こうするしか・・・」

悔しげに呻くナジェージダ。ドクターは「構わないさ。今は、ね」そう言ってナジェージダに優しく声を掛けた。ドクターとてこのまま大人しく捕まっているつもりはない。この一件で彼は覚悟したのだ。兄であるプライソンを止めるのは自分だ、と。

「そうだ。私たちがラボを開けている間、あそこはどういう扱いになるんだい?」

「一時的な閉鎖扱いになるかと。本物のプライソンを、はやてが・・・機動六課が必ず捕まえます。それまではどうか大人しく・・・、お願いします」

「そうかい」

こうしてジェイル・スカリエッティとその娘シスターズは、濡れ衣を着せられて拘置所送りにされ、第零技術部は閉鎖となってしまった。

そんなドクター達の連行を、本局から程遠いミッドチルダにて眺めている男が居た。ボサボサな薄紫色の髪、黄金色で釣り目な瞳、笑うと八重歯が光る。生意気そうな小僧っと言った感じだ。青いストライプが縦に描かれたYシャツ、蝶ネクタイ、黒ベスト、そして紫色のジュストコールを羽織っている

「はーっはっはっはっは! 俺からのプレゼントだ、我が愚弟・・・ジェイル!」

彼の名はプライソン・スカリエッティ。ジェイルの実の兄で、己が野望の為に弟を嵌め、こうして大きく笑い声を上げていた。そんな彼のところに、「ただいま〜」クイントとノーヴェとウェンディとディエチのサイボーグで構成されたチーム・シコラクスと、「ただいま」ルーテシアとリヴィアとアギトの人造魔導師で構成されたチーム・スキタリスが帰って来た。

「悪かったわね、プライソン。レリックとプフェルトナーの回収に失敗」

「あたし達も失敗っス。レリックとプリンツェッスィン、回収できなかったっス」

「悪ぃ、プライソン」

「面目ない」

クイント、ウェンディ、ノーヴェ、ディエチが謝った。が、「ああ? まぁいい。公開意見陳述会、その日に勝負を仕掛ける」プライソンはそう言って、モニターに映る地上本部を見ながらニヤリと笑みを浮かべた。

「で、だ。デルタ〜!」

「ひぅ!」

研究室の出入口からこちらを覗き込んでいるデルタを呼んだプライソン。デルタは「ただいま・・・」ばつが悪そうに研究室に入って来
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