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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第541話】(18禁)
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気が晴天の為か、食堂ではなく屋上で食べる生徒が多く、いつもより食堂は疎らになっていた。
「やっほー、ひーくん〜」
「むぐ? のほほんさんか、どうしたんだ?」
「えへへ、せっかくだからぁ〜相席しても良いかなぁ? 良いかなぁ?」
「ん、良いぞ」
「わぁーい♪ えへへー、いつもは専用機持ってる皆に取られてたからねぇ〜。 そういえば皆は〜?」
「一応精神汚染がないかのチェック中、美春と簪も念のためって言ってたな」
「ほああ、かんちゃんもなんだねー。 うまうま」
そう言いながらオムレツを頬張る彼女、いつか見たカオスなお茶漬けよりかは遥かにましな感じにも見える。
「んー、ひーくんひーくん」
「どうした?」
「んとねー……今日って、夕方とか空いてるかなー?」
「……一応空いてるぞ、まだアリーナ使って訓練出来ないし」
そう告げると、嬉しそうに表情を綻ばせた。
「やったー。 じゃあさじゃあさ、授業終わったらソッコーひーくんのお部屋に遊びに行くからねぇー。 うまうま」
そう言ってまた食事を再開するのほほんさん、俺は若干夕方に淡い期待を持ちつつも食事を再開して一気に昼食を平らげた。
更に時間は過ぎ、二時半過ぎ、場所は学園寮――。
「ふむ……あらかた学園の資料は読み終えたが……暇だな」
エレン・エメラルドはベッドに横たわっていた、既に制服は脱ぎ、ISスーツを着用していた。
私服の類いなど一切ない彼女、所持金はアンネイムド時代の貯金を既に日本円に替えてはいるのだが今日一日は出歩く事はかなわなかった。
「……日本のテレビは何をやっているのだろうか」
徐にチャンネルをとってテレビをつけると、IS関連のニュースをやっていた、内容は織斑一夏特集だ。
「ふむ、やはりブリュンヒルデの弟だからか注目度は高いようだ。 ……有坂ヒルトの特集は無いのだろうか」
まじまじと画面を見つめるエレン、織斑一夏特集が終わると、有坂ヒルトの事を話始めたキャスター。
『――この様に、四月に比べたら成長したと言えるでしょう。 では続いて、明日のお天気――』
「む? たったのこれだけか? 織斑一夏は十分以上やっていたではないか、何故有坂ヒルトはものの十数秒なんだ、おい!」
既に天気予報に入ったテレビに向かって言うエレン――もやもやとした気分のまま、彼女はテレビを消して外を眺める。
「……私が明日からここの生徒とは。 ……運命というものはわからないものだな」
小さく笑みを溢すエレン、早く明日にならないかと期待に胸が溢れていた。
夕方、授業も終わり学生寮へと戻ってきたヒルト
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