暁 〜小説投稿サイト〜
ヨハンだがこんな状況を覆す
変化と革新の嵐
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
 ドッグファイトを始めた。


「ウォオオオオオ!!」

「ヌゥウウォオオ!!」


 加速する、粒子。まばゆい光弾のごとき塊は、光を撒きながら戦闘をする。


 リジェネ。リジェッタ。リボンズには向かうイノベイドである彼、彼女は
 その様子を、光学望遠によって見ていた。
 リジェネの周りには、王留美とその兄の遺体があった。

 もはや、リボンズ。CBとFFにしてみれば邪魔な存在である彼女たちは、リボンズから抹殺指令が下っており
 殺された。「私は、新しい世界で自分の人生を…」等とバカな妄言を吐いていたが、生き残ってもそんなものはない。

「遂に、真の覚醒が始まったか。刹那・F・セイエイ…」

 リジェネはその場を後にした。

 王家の当主と付き人は、宇宙の片隅でひっそりと命を落とし、遺体も抹消された。


 ―――――――――――――――――


 アロウズ艦隊

「独立治安維持部隊アロウズは、全戦力をもってソレスタルビーイング・自由なる炎の殲滅作戦を敢行する。
 反政府勢力の最後の砦である彼らを打ち倒し、統一世界を、真の平和を勝ち取るのだ。諸君らの奮起に期待する」

 ホーマー・カタギリが連行される前に録画した映像が全艦隊に流れていた。

 総大将はアーバ・リント元少佐。
 彼はグッドマン准将が戦死したのちに流れ始めた、「尿漏れ」 「根性無し」
 等の蔑称を故意に広めた人物である。

 リントは内心ほくそ笑んでいた。

 艦隊数約50、そして250以上のMS。

 (完璧ですよ、あとはじっくり彼らを殲滅するだけ。残念でしたね、あそこがバッドな准尉。ブッフwww)


 同類をバカにするリントも小物である。

 確かに数では、優っているが反連邦派は軍人気質な者が多い集団である。
 質は高く、志も高い人間である。

 だがアロウズは人員を湯水のように使う部隊。
 質は一定ではないし、性根の腐った者も多い。

 さて、そんなアロウズの背後にいるイノベイド首魁たるリボンズは

「ついに審判が下される。純粋種として覚醒した刹那・F・セイエイ、枠を超えた存在であるヨハン・ゾルダーク達か、
 僕たちか……そのどちらかが、人類の行く末を決める。それでいい…」

 彼の眼中にいるアロウズ等、肉壁のような物である。
 そして、リボンズのいるソレスタルビーイング号は、月の傍からは動いていなかった。
 何故なら、既にばれているのであれば。隠しても意味はない。なら惜しみなく投入して勝った方がいいのである。

「おう、大将。俺らはどうすんだ?」

 呼びかけたサーシェスと背後に複数名の人影。

「君たちは切り札さ。アロウズには精々、彼らを消耗させて
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ