変化と革新の嵐
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ドッグファイトを始めた。
「ウォオオオオオ!!」
「ヌゥウウォオオ!!」
加速する、粒子。まばゆい光弾のごとき塊は、光を撒きながら戦闘をする。
リジェネ。リジェッタ。リボンズには向かうイノベイドである彼、彼女は
その様子を、光学望遠によって見ていた。
リジェネの周りには、王留美とその兄の遺体があった。
もはや、リボンズ。CBとFFにしてみれば邪魔な存在である彼女たちは、リボンズから抹殺指令が下っており
殺された。「私は、新しい世界で自分の人生を…」等とバカな妄言を吐いていたが、生き残ってもそんなものはない。
「遂に、真の覚醒が始まったか。刹那・F・セイエイ…」
リジェネはその場を後にした。
王家の当主と付き人は、宇宙の片隅でひっそりと命を落とし、遺体も抹消された。
―――――――――――――――――
アロウズ艦隊
「独立治安維持部隊アロウズは、全戦力をもってソレスタルビーイング・自由なる炎の殲滅作戦を敢行する。
反政府勢力の最後の砦である彼らを打ち倒し、統一世界を、真の平和を勝ち取るのだ。諸君らの奮起に期待する」
ホーマー・カタギリが連行される前に録画した映像が全艦隊に流れていた。
総大将はアーバ・リント元少佐。
彼はグッドマン准将が戦死したのちに流れ始めた、「尿漏れ」 「根性無し」
等の蔑称を故意に広めた人物である。
リントは内心ほくそ笑んでいた。
艦隊数約50、そして250以上のMS。
(完璧ですよ、あとはじっくり彼らを殲滅するだけ。残念でしたね、あそこがバッドな准尉。ブッフwww)
同類をバカにするリントも小物である。
確かに数では、優っているが反連邦派は軍人気質な者が多い集団である。
質は高く、志も高い人間である。
だがアロウズは人員を湯水のように使う部隊。
質は一定ではないし、性根の腐った者も多い。
さて、そんなアロウズの背後にいるイノベイド首魁たるリボンズは
「ついに審判が下される。純粋種として覚醒した刹那・F・セイエイ、枠を超えた存在であるヨハン・ゾルダーク達か、
僕たちか……そのどちらかが、人類の行く末を決める。それでいい…」
彼の眼中にいるアロウズ等、肉壁のような物である。
そして、リボンズのいるソレスタルビーイング号は、月の傍からは動いていなかった。
何故なら、既にばれているのであれば。隠しても意味はない。なら惜しみなく投入して勝った方がいいのである。
「おう、大将。俺らはどうすんだ?」
呼びかけたサーシェスと背後に複数名の人影。
「君たちは切り札さ。アロウズには精々、彼らを消耗させて
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