第二部 WONDERING DESTINY
CHAPTER#20
DARK BLUE MOON? 〜Breathless Night Extreme〜
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「オッッッッッッッラアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァ
ァァァァァァァァ――――――――――――――ッッッッッッッ!!!!!!!」
星灼の咆吼と共に、間髪入れずマージョリーの無防備な水月へと
大太刀を支える頑強な柄の突端が添えた掌底ごと微塵の容赦も無く叩き込まれ、
真紅の炎と共に爆散する。
「――――――ッッッッッッ!!!!!!」
同時に苦悶の絶叫を吐き出すコトも赦されず、
美女の全身を貫く皮膚と肉とがバラバラに削げ落ち
神経が剥き出しにでもなったかのような峻烈の衝撃。
『贄殿遮那・霞 雷 ノ太刀』
ソレの影響でマージョリーの躰はくの字に折れ曲がり、
束ねた髪も根本から解れグラスも弾け飛ぶ。
そして瞬時に霧散した意識の許、躰は地球の引力に曳かれ
スローモーションのように崩れていく。
ガラスの大地の上に栗色の髪が散らばり白一色の双眸となって天を仰ぐ
蒼炎のフレイムヘイズ。
その姿を認めたシャナは、
己の勝利を誇るわけでも敗者を見下すわけでもなく、
静かに呟く。
「自分の力だけで勝ったとは、想わない……
フレイムヘイズとしても、焔儀の遣い手としても、
アナタは私を遙かに上回っていた……」
まるで哀悼のように、真紅の瞳を細める少女。
「でも私は……『アナタに無いモノを持っていた』……
ただ……ソレだけのコトよ……」
その眼下で眠るように喪心する一人のフレイムヘイズに、
一切の遺恨は残らなかった。
奇妙なコトではあるが、ただただ彼女に対する感謝と敬意のみが
シャナの心を充たしていた。
←To Be Continued……
『後書き』
はい、どうもこんにちは。
ココが「原作」と全く違ったカタチになっている理由は
解ると想います。
「原作」のあの(〇○)展開が(死ぬほど)キライだからです。
大体ヘタレに抱きつかれて(ワタシはただの痴〇行為にしか見えませんが)
謎パワーが発生し、格上の相手にも無傷で勝ってしまうというのは
「ご都合主義」以外の何モノでもありませんし、
それじゃあ折角出した新キャラもただの雑魚、
何百年生きててもただの莫迦というコトになってしまい、
「同族同士」の戦いにする意味が全くないからです。
兎に角一番ムカつく(非常に不快な)のがシャナの
「おまえのことなんか知らない、知りたいとも思わない」
というセリフで、原作者が昔誰かに似たようなコト言われて、
歪んだコンプレックス拗らせて
ソレを作品の中で晴らそうとした怨 讐なのかもしれませんが、
「発表」せず机の奥にしまっとけ!という話です。
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