第十三話 攻略組と中層の差
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からにした方がいいかもしれない。」
そうだ。ここで蘇生しても、二人がいるとはいえもしもの事があるかもしれない
シリカ「はい!」
それでもあたしは嬉しかった。これでまた、ピナに会える!
そして街の前の橋まで戻ってきました。
行きとは違って帰りはモンスターの数も少しは減っていたので楽でした。
だけど、そこで二人が私を静止させました。 どうしたんだろう?
キリト「木の後ろにいる奴、出てこいよ。」
キリトさんがそう言うと木の陰から誰かが出てきた。
シリカ「ロザリアさん!?」
ロザリア「私の隠蔽(ハイディング)を見破るなんて、《索敵》スキルは高いようね。 ≪プネウマの花≫は手に入れたみたいね。 おめでとうシリカちゃん。 じゃあ、早速渡してもらおうかしら。」
シリカ「な、なにをいってるんですか!?」
彼女はそう言ってあたし達に近づいてくる。 この人は何を。
アーサー「おっと、そうは行かせねぇなぁ、ロザリア。 いや、犯罪(オレンジ)ギルド『タイタンズハンド』のリーダーと呼んだ方が良いか?」
シリカ「えっ!? でもロザリアさんは通常(グリーン)じゃ、」
確認するために彼女を見てみても、ちゃんとカーソルはグリーンだ。
キリト「簡単な手口だ。 グリーンのメンバーが獲物をみつけ、オレンジが狩るんだ。 昨日、俺達の話を聞いていたのはアンタの仲間だな?」
シリカ「それじゃあ、ここ最近一緒のパーティにいたのは、」
ロザリア「へぇ、よくわかったわね。 その通り私達の今回の獲物はシリカ、あんたなの。」
シリカ「っ!?」
ロザリア「あんたがパーティを抜けた時はどうしようかと思ったけど、レアアイテムを取りに行くっていうからね。 ちょうど《プネウマの花》は旬だしね。 それにしてもアンタ達バカなの? そこまで知っててその子と一緒にいるなんて、」
そうだ。そんな危険な事を知っていたのに、なんで二人は私と一緒に。
アーサー「俺等もアンタ等を探していたからだ。 十日前にギルド『シルバーフラグス』が襲われて、リーダー以外の四人が殺された。 生き延びたリーダーは俺達に依頼してきた。 その人はお前達を殺すのではなく、牢獄に入れてくれと言っていた。 そして、アイツ等を襲ったのが、アンタ率いる『タイタンズハンド』だ。」
あたしはそれを聞いて驚いた。彼はその事を踏まえてあたしの側にいてくれたんだ。
ロザリア「あのビンボーなギルドのね〜。 だからなんだっていうのよ。」
あたしは彼女の言葉に怒りを覚えた。
傲慢な人だとは思ってたけど、人を殺して、しかもなんとも思わないだなんて!
キリト「アンタは、仲間を殺された人の気持ちが分からないのか?」
ロザリア「分かるわけないでしょ〜。 第一、こ
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