第十二話 オレンジギルドと少女
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ジョンじゃないさ。」
ロザリア「あら、あんたもその子に誑し込まれたクチ? そんなに強そうに見えないけど。」
キリト「見た目でしか強さを判断できないようじゃ、まだまだだな。 行こう、シリカ。」
シリカ「あ、はい。」
そう言って俺達は『風見鶏亭』に入った。
シリカ「なんであんな意地悪言うのかな。」
キリト「シリカはMMOは『SAO』が初めてか?」
頷いて答えた。
キリト「どんなオンラインゲームでも性格が変わる人は多い。 自分で悪人になる奴もいる。 俺達のカーソルは緑色だろ? これが犯罪を行うとオレンジになるんだ。 中には殺人をする奴らもいる。」
シリカ「っ!? 人殺しなんて、」
恐らく実際にそう人達がいることは聞いた事があるけど、ちゃんと聞いた事が無かったんだろう。
キリト「今までのゲームなら悪人を気取って楽しめたんだろうけど、このゲームは違う。 これはデスゲーム、遊びじゃない。 っと、辛気くさくなったな。」
シリカ「キリトさんはいい人です! 私を助けてくれて、今も助けてくれてますから!」
キリト「っはは。 俺の方が励まされちゃったな。 ありがとう。」
その時、アーサーからメールが来た。
内容は『ロザリアがパーティーを抜けた。 狙いは多分そっちだ。 俺も合流する。 今いる場所は?』だった。
俺は『主街区の『風見鶏亭』ていう宿屋だ。 そこで今食事してる。』と返した。
キリト「これから俺の仲間が来るんだけど、良いかな?」
シリカ「仲間、ですか?」
キリト「あぁ。 迷いの森ではぐれて今連絡が来たんだ。」
シリカ「全然大丈夫ですよ。」
その十数分後、アーサーが到着した。
アーサー「ふぅ。 結構良い宿だな。 あ、どもキリトと今コンビ組んでるアーサーです。」
シリカ「あ、シリカって言います。」
キリト「俺達は先に部屋に行ってるから。」
アーサー「あ、何? もう食べ終わってた?」
キリト「あぁ。」
アーサー「分かった。」
そして、借りた部屋に入った俺はベッドに背中からダイブした。
キリト「・・・さて、これからどうするか。」
そして、数分後、
コンコン
ドアをノックする音が聞こえ、続いて
アーサー「俺だ。 少し良いか?」
キリト「あぁ。 アーサーか。」
俺がドアを開けるとアーサーと一緒にシリカもいた。
キリト「あれ? シリカも?」
アーサー「四十七層の事を聞きたいんだと。」
キリト「そうか。 説明してなかったもんな。」
そう言って俺は部屋の机の上にあるアイテムを置く。
アーサーは壁に寄っ掛かっている。
シリカ「それは何ですか?」
キリト「ミラージュスフィアだ。」
俺がミラージュスフィアのボタンを押すと綺
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