第十二話 オレンジギルドと少女
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た?」
迷いの森のマップを出し、現在位置と彼女の居るおおよその見当を付け、エリアを移動する。
???「ピナ、やだ、やだよ。 置いてかないで。」
居た!
モンスター三体に囲まれている。
しかも一体が攻撃しようとしているのを見て俺は駆け出した。
そして、三体のモンスターを倒した。
そう言えば彼女には使い魔がいたのにその姿が見えない。
と言うことは
キリト「ごめん、君の友達を助けられなかった。」
???「いえ、良いんです。 私にもっと力があったら、」
その時、彼女が何かを持っていることに気が付いた。
キリト「それは?」
???「ピナです。」
持っていたのは一枚の羽だった。
ピナ、とは多分使い魔の名前だろう。
キリト「その羽根だけどな。 アイテム名、設定されているか?」
彼女がその羽根を見ると、ピナの心と書かれていた。
情報では、第47層の『思い出の丘』に使い魔を蘇生させる花があったな。
キリト「最近、わかった事なんだが、使い魔を蘇生出来るかも知れない。 死んでから3日以内に47層に有る『プネウマの花』の粉を羽に振りかければ蘇生できる。 47層は此処よりも少し君には難易度が高いと思うんけど、」
そう言うとまた彼女は泣き出してしまった。
俺は無言で使わない装備をトレード画面に送り、彼女に送った。
キリト「それをつければ4、5レベくらいなら底上げできる。 それに、俺がついてくから」
???「何で、そんな事までしてくれるんですか?」
・・・まぁ、誰でもその質問するよな。
キリト「・・・笑わないって約束出来るか?」
???「わ、笑いません。」
キリト「君が妹に似てるから。」
俺がそう言った途端、彼女が笑い始めた。
???「ふふ、ありがとうございます。 これ、少ないと思うけど、」
キリト「あぁ。 大丈夫だ。 絶対に使うことの無い装備だから。」
そう言ってトレードに彼女が出した金、恐らく全財産を拒否する。
キリト「俺の名前はキリト。 よろしく。」
シリカ「私の名前はシリカです。 よろしくお願いします。」
その後、シリカを誘いに来るパーティーの睨みを受けながら彼女が泊まっている宿『風見鶏亭』で食事を取るために向かっていたとき、偶然シリカがいたパーティーと遭遇した。
ってことは近くにアーサーが、と思って索敵スキルを使うと、いた。
屋根の上に。
お前、屋根の上って何だよ。
ロザリア「あら。 シリカじゃない。 あのトカゲ、どうしたのかしら?」
シリカ「ピナは死にました。 でも、絶対に生き返らせます。」
ロザリア「ふ〜ん。 じゃあ、思い出の丘に行くのね?」
キリト「そんなにレベルの高いダン
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