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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
エピローグ(その他の陣営)
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深く下げ続け、反論すら”空の女神の特権”によって許されなく、何度も呻き声を上げたり頭を抱えている教会の上層部達の様子を見守り、ケビンとリースは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせていた。未来に滞在中、エレボニアの民達の為に多くの音楽家達を集めたコンサートを計画している主催者であるオリヴァルト皇子の話を聞き、軽いノリで参加を誘われたエイドスは”ゼムリアの敵クロイス家の騒乱”やクロスベルとメンフィルの連合が仕掛けた戦争によって傷ついた人々の心を少しでも多く癒す為に自らも母フィーナと共に参加する事を申し出た。その結果話は大きくなり、”空の女神”とその”母神”が参加するコンサートはリベール、メンフィル、クロスベル、レミフェリアの4国のさまざまな場所で開催され、多くの人々の心を癒した。なおエイドスとフィーナがコンサートに参加し、話が大きくなった事に一切動じず逆に笑って賛成していたヴァイスとギュランドロス等”一部”を除いた各国の皇族達が慌てたり頭痛を感じている中、エイドス達を誘った張本人であるオリヴァルト皇子は嬉しそうな表情でコンサートが予想以上に盛り上がる事を予想し、セドリック皇子が真っ青な表情で慌てている中アルフィン皇女も悪乗りするかのように嬉しそうな表情でオリヴァルト皇子の予想に頷き、傍に控えて止められなかったミュラー少佐はオリヴァルト皇子に西ゼムリア大陸の国々を混乱させるような提案をむざむざさせた自分を恥じて何故止められなかったかを後悔した後、全て終わればにオリヴァルト皇子にトラウマにもなりかねない最上級の罰を与える事を心に決めた。エイドス達のコンサート参加の件を知った七耀教会の法皇を含めた数多くの神父やシスター、そして星杯騎士達が驚愕のあまり次々と固まったり泡を吹いて倒れたりしている中、セルナート総長はワジと共に腹を抱えて大声で笑い続け、エイドスの自由奔放さに諦めの境地に入って慣れ始めていたケビンとリースもさすがに頭を抱え、世代を超えて受け継がれ続けて行く”ブライト家”の自由奔放さに秘められてある真の恐ろしさに戦慄した。4国の合同警備に加え、遊撃士協会からは新たに”S級”に昇格したエステルとミントを含めたS級正遊撃士4名、A級正遊撃士全員のおよそ半分の動員、”守護騎士(ドミニオン)”全員と”星杯騎士団”全戦力のおよそ約6割を動員したコンサート警備は歴史上最大の警備となった。なおコンサートで稼いだお金は戦争等で傷ついた人々や貧しい人々の為に使われ……エイドス自身の命令によって規則や教えが変えられた事によって禁じられていた七耀教会の聖職者同士の結婚も可能となり、その事に悩んでいた聖職者達は心からエイドスに感謝した。そして未来にて先祖や両親共々新たなる伝説を作り、元の時代に戻ったエイドスは愛する夫や後に産んだ子供達と共に穏やかで平和な生活を過ごし、幸せな一生を遂げた
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