最終話〜それぞれの未来へ〜
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みっしぃ”に気付いたナユタとノイは目を丸くし、クレハは微笑み、ミントは苦笑していた。
「そうだ、ミントさん。せっかく見つける事ができたのですから記念に”みっしぃ”の写真を撮って帰ったらどうですか?」
「多分、ティオが大喜びするの。」
「………そうだね。」
ナユタとノイの提案を聞いたミントは静かな笑みを浮かべて頷いた後荷物から導力カメラを取り出し
「はい、チーズ♪」
「みしし?」
首を傾げている”みっしぃ”の写真を撮った。
「……うん、ちゃんと撮れているね。……………それじゃあナユタさん、ノイちゃん、クレハちゃん。さようなら!」
「はい!ミントさんもお元気で!」
「ばいばいなの!」
「貴重な体験をさせてくれてありがとう。貴女に星の加護を……」
そしてナユタ達に別れを告げたミントはナユタ達の時代から去って自分の時代へと帰り
「それじゃあ帰ろう――――僕達の家へ!」
「うん!」
「ええ!」
ナユタ達は自分達が住む家へと向かって行った。
現代――――
〜オルキスタワー・屋上〜
「―――ただいま!」
ナユタ達をそれぞれの時代に送り返してきたミントは異空間から現れ
「は、早いわね、ミント……本当にみんなを送ってきたの〜?」
現れたミントを見たエステルは表情を引き攣らせて尋ね
「まあ、元の時間に戻って来ているからそう見えるだけだよ。」
エステルの疑問をヨシュアは苦笑しながら指摘した。
「あ、ティオちゃん。さっきナユタさん達を送った時に本物の”みっしぃ”に会えて、写真を撮ったから後で現像して渡すね。」
「ええっ!?」
「ほ、本当に本物の”みっしぃ”がいたんですか!?」
「あ、ありえねえ………」
ミントの言葉を聞いたエリィとノエルは驚き、ランディは口をパクパクさせ
「!?マジですか!?クッ!こんな事ならわたしもミントさんと一緒に見送りに行くべきでした!そうしたら堂々と”みっしぃ”に会えたというのに、何たる不覚………!まあ、過ぎた事は仕方ありません。それより今すぐ現像してください!さあ、早く!!」
「キーアも欲しいー♪」
「僕も欲しい〜!本物の”みっしぃ”の生写真なんてコレクターとして、見逃せないよ〜!」
「勿論私にもお願い、ミントちゃん!!」
「うふふ、それならレンにもお願い♪」
ティオは血相を変えて悔しがった後すぐに気を取り直し、無邪気な笑みを浮かべたキーアや自分と同じように目の色を変えたミリアムとエオリア、そして小悪魔な笑みを浮かべたレンと共にミントに詰め寄り
「お、落ち着いて〜!ちゃんと現像して渡すからまずはミントから離れてよ〜。」
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