最終話〜それぞれの未来へ〜
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!?」
一方女性はアドルを見て混乱し
「ハハ………久しぶりだね、レア。………フィーナから聞いていないかな?ここにいる女性――――ミントが時を超えられる事が出来る事を。」
女性――――フィーナの姉であるレアを見たアドルは苦笑しながら答えた。
「た、確かにその話は聞きましたが……本当にできるなんて……というかどうしてそんな事をしたのですか?」
レアは戸惑いながらアドルを見つめて尋ね
「―――ごめん。詳しい説明はフィーナに聞いてくれ。僕達もすぐに自分の時代に戻らなくちゃ駄目だから。」
「アドルさん……………――――!!でしたらせめてこの娘に貴方の顔をよく見せてあげてください………!いきなりの話で驚くと思いますがこの娘は貴方とフィーナの娘なんです!」
申し訳なさそうな表情で答えたアドルをレアは辛そうな表情で見つめた後ある事に気付いて少女に視線を向けて言った。
「え………じゃあその娘が……!」
少女を見たアドルは目を見開き
「――――はい、エイドスですよ。」
フィーナは静かな表情で頷いた。
「アドル………?お母様が持っている写真に写っていたその赤い髪……………まさか…………お父様なのですか……………!?」
少女――――エイドスは首を傾げた後驚きの表情でアドルを見つめ
「…………ああ。元気にしていたかい?」
見つめられたアドルは一瞬辛そうな表情をした後すぐに表情を戻してエイドスの頭を撫でた。
「はい!まさかお父様と会えるなんて夢みたいです……!あの、あの……!」
頭を撫でられたエイドスは嬉しそうな表情で頷いた後アドルに何か言おうとしていたが言いたい事や聞きたい事がたくさんあり、言葉にできなかった。
「……アドルさん……その……辛いとは思うけど………」
するとその時ミントが申し訳なさそうな表情でアドルを見つめて呟き
「…………わかっている。………ごめん、エイドス。僕達はすぐに出かけなきゃいけないんだ。」
アドルは頷いた後辛そうな表情でエイドスを見つめて言った。
「え…………………そ、その……また会えますよね………?」
アドルの言葉を聞いたエイドスは呆けた後アドルを見つめながら恐る恐る尋ね
「ああ………!いつかきっと会えるよ………!だからそれまで待っててくれ……!」
尋ねられたアドルは頷いた後辛そうな表情で一筋の涙を流してエイドスを抱きしめた。
「お父様………はい!いつかまた会える日を楽しみにしています!その時に一杯おしゃべりしましょうね……?」
抱きしめられたエイドスは呆けた後悲しみを抑えるかのように涙をポロポロ流しながら笑顔を浮かべてアドルを見つめ
「エイドス……………」
「……………
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