最終話〜それぞれの未来へ〜
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でお別れだ。」
「元気でね………」
ロイド達の時代より遥か昔の時代、ミントやナユタ達と共にエイドスの時代に来たアドルとフィーナはそれぞれ優しげな微笑みを浮かべてエイドスを抱きしめ
「はい……お二人ともお元気で。エレナお母様やナユタさん達もお幸せに……」
二人に抱きしめられたエイドスは抱きしめ返して微笑みながら頷いた。そしてアドル達はミントと共にエイドスがいる時代から去って行った!
「………………あ。フフ、確かに”また”会えましたね、お父様………それに今思い出したけど”あの子”が産まれたのは今回の件のお蔭だったのね…………………イースよ、この奇蹟に感謝を……………」
ミント達が去った後ある事を思い出して声を上げたエイドスは静かな笑みを浮かべて首にかけているペンダントを見つめた後、祈りを奉げていた。
「エイドス?ここにいたのか。」
するとその時一人の青年がエイドスに近づき
「あなた………はい、今戻りました。」
青年を見たエイドスは微笑んだ後頷いた。
「???”今戻った”……?一体それはどういう意味………というかその荷物は一体何なんだい?」
エイドスの言葉を聞いた青年は首を傾げた後エイドスが持っている見覚えのない荷物――――ロイド達の時代で購入したり、貰ったりしたお土産を見て首を傾げた。
「フフ、帰ってから説明しますね。行きましょう、あなた。」
青年に尋ねられたエイドスは微笑んだ後青年と共にその場から去った。
〜???〜
「それじゃあフィーナ、今度こそ本当のお別れだね……」
「はい………」
エイドスの時代より遥か昔の時代、ミントやナユタ達と共にフィーナの時代に来たアドルは寂しげな笑みを浮かべてフィーナを見つめ、見つめられたフィーナも寂しげな笑みを浮かべた。
「アドルさん…………私、貴方に会えて本当に幸せでした………それにまた愛し合う事も出来て……私は本当に幸せ者です………」
「僕もだよ………君との出会いにイースに感謝を。」
そして二人は互いを抱きしめ合って口付けを交わした後離れ
「エレナさん、アドルさんの事、お願いしますね。」
「……はい。」
フィーナの言葉にエレナは静かな表情で頷いた。
「………フィーナ?」
するとその時フィーナと瓜二つの容姿をした女性が少女と共にアドル達に近づいてきた。
「え………」
「フィ、フィーナさんがもう一人!?どうなっているの〜!?」
「もしかして双子……?」
女性を見たナユタは呆け、ノイは混乱し、クレハは目を丸くして女性を見つめていた。
「え………ま、まさか貴方は……ア、アドルさん!?どうして人間の貴方が生きてこの時代にいるのですか……
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