第194話
[1/8]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
3ヵ月後―――――
〜クロスベル帝国・オルキスタワー・屋上〜
「さてと。これでようやく帰れるな……」
未来のロイドはロイド達を見回して呟き
「フフ、まさかこんな形で長期休暇が取れるとは思わなかったわね。」
「どうせなら1年ぐらい休んでもよかったんじゃねえか?こっちの時代で歳とった分はミントちゃんに戻してもらえるんだしよ〜。」
「ミントさんの力に横着しすぎです。」
未来のエリィは微笑み、疲れた表情で呟いた未来のランディの言葉を聞いた未来のティオはジト目で指摘した。
「ったくよ〜。俺達が働いている時に存分に羽を伸ばしやがって……お前らだけズルすぎだろ!?」
「まあ、遊んでいたのは主に未来のランディさんだけのような気がしますが。」
「キーアの時代のランディ、みんなと一緒にミシュラムで遊んだ時以外にも一杯遊んでいたもんねー。」
一方ランディは溜息を吐いた後悔しそうな表情で未来のロイド達を睨み、ティオはジト目で指摘し、未来のキーアは無邪気な笑みを浮かべて言い
「ハハ………」
「フフ、未来の事は結局ほとんど教えてもらえなかったけど……貴重な体験だったわ。」
ロイドは苦笑し、エリィは微笑んだ。
「「………………………」」
一方セリカとサティアは互いの顔を見つめ
「それじゃあね、セリカ。次はお母さん――――エステルの娘として”初めまして”ね。」
「……………ああ。」
(フッ、次が”真の再会”になるな。)
優しげな微笑みを浮かべて言ったサティアの言葉を聞いたセリカは静かな笑みを浮かべて頷き、ハイシェラは口元に笑みを浮かべ
「その日が一日でも早く訪れる事……心よりお待ちしております。」
「あたし達、ずっと待ってますね!」
「早く生まれて来て下さいです〜♪」
「フフ、その時は未来の”使徒”の先輩として色々教えてあげるわ。」
「次こそが”真の再会”ですね。」
「ばい……ばい………また……会う…………………」
エクリアは会釈し、マリーニャは口元に笑みを浮かべ、サリアは無邪気な笑みを浮かべ、エオリアやリタは微笑み、ナベリウスは手を振った。
「ちなみにサティアは今から何年後に生まれるのじゃ?」
「レ、レシェンテ!?」
「うふふ、レンも興味があるわ♪エステルは一体何年後に貴女を産むのかしらね♪」
そしてレシェンテの疑問を聞いたシュリは慌て、レンは小悪魔な笑みを浮かべ
「えっと確か今から…………」
サティアは考え込みながら答えようとしていた。するとその時
「って、こら――――――――――――――ッ!!どさくさに紛れてあたしの未来のネタバレをしようとしてんじゃないわよ!?」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ