第194話
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認定されるが……”著者”や女神の希望もあるのでそのまま一般販売を続けさせ、更に日曜学校で必ず読み聞かせる話にもなるので多くの人々が貴方達の事を知る事になるだろう。」
「ハハ………僕達の冒険が多くの人達に読んでもらえるなんて光栄だよ。」
「という事は私達とアドルさんとの出会いも多くの人々に知ってもらえるのでしょうね。」
「フフ、少し恥ずかしいですね……」
口元に笑みを浮かべて言ったワジと静かな表情で呟いたアッバスの言葉を聞いたアドルは苦笑し、フィーナとエレナは微笑んでいた。
「あ、あの女神様!私達元エレボニア帝国民達の為にオペラ劇場や元エレボニア領内のさまざまなコンサート会場で歌を歌ってくれてありがとうございました!」
「女神様の歌と女神様のお母さんのハーモニカの曲……とってもよかったです!」
「ラジオを使って元エレボニア領全土に流した女神様達の歌のおかげで内戦や戦争で傷ついた元エレボニア領の民達の心が何度も癒されました……本当にありがとうございました!」
「その……先祖の事も色々と教えて頂きありがとうございました。色々と勉強になりました。」
「…………………」
一方アリサとエリオットは恐る恐る前に出てエイドスを見つめて頭を下げ、マキアスとエマも続くように前に出て頭を深く下げ、セリーヌは静かな表情で黙ってエイドスを見つめ
「……僭越ながら今この場にはいないエレボニア皇家を代表してもう一度感謝の言葉を贈らせて頂きます。――――ありがとうございました。」
「空の女神達による数々の聖歌とハーモニカの曲………必ずや”ノルドの民”達にも代々受け継がせます。それと……滞在期間が3ヵ月と短いながらもわざわざノルドの地へと足を運び、御身の姿を父さん達に拝見させて頂く所か一晩泊まって頂き……誠にありがとうございました。あの日は俺達”ノルドの民”にとって歴史に残る素晴らしい一日でした。」
ユーシスとガイウスはその場で会釈をし
「……不思議と心に響くいい歌だった。ありがと。」
フィーは静かな口調で呟いた後感謝の言葉を述べ
「というか空の女神達も混じった超豪華なコンサートを特等席で聞けた僕達ってゼムリア大陸に住む人々全員に超うらやましがられるんじゃないの?」
「……確かにな。」
「私達にとっても一生の思い出になったな。」
「そりゃ、空の女神の歌を直々に……しかも特等席で聞けるなんて2度と体験できませんものね〜。普通席のチケットだけでもとんでもないプレミアが付いたって聞きましたし。普通席でそんな状況なんですから特等席は値段にしたらどんな値段になったんでしょうね♪そこに加えて何度か警備に参加できたあたし達も光栄ある立場かつ凄いお得な立場だったで
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