第193話
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お母様達の旅費も手配してくれるのですから、さすがにそのくらいは応えてあげませんとね。―――――1週間なら構いませんよ。」
二人に見つめられたエイドスは溜息を吐いた後苦笑しながら答え
「ホンマでっか!?」
「あ、ありがとうございます………!」
「へえ?敬われるのは嫌なのにいいのかい?」
エイドスの答えを聞いたケビンは明るい表情をし、リースは祈り、ワジは興味深そうな表情で尋ねた。
「ええ。私を崇めている宗教は一体どんな教えをしているのかを知りたいですし、教えを変えられるのは私だけでしょうし♪」
「「……………………………」」
そして笑顔で答えたエイドスの話を聞いたケビンとリースは石化したかのように固まり
「それが目的か………」
ツァイトは呆れた表情で呟き
「私を崇めるのですから、変な教えや固い教えを撤廃するのは当然の事です♪」
「ハア………このような”神”は前代未聞ですわ……」
笑顔で言ったエイドスの言葉を聞いたフェミリンスは呆れた表情で溜息を吐いた。
「やっぱりエステルの先祖だけはあるね。」
「どーいう意味よ!?」
呆れた表情で呟いたヨシュアの言葉を聞いたエステルはジト目でヨシュアを睨み
「アハハハハハハハハハハハッ!これは七耀教会に大きな改革の嵐が起こる事間違いなしだね!フフ、七耀教会がどんな風に変わるのか楽しみにさせてもらうよ♪」
ワジは腹を抱えて大声で笑った後口元をニヤニヤさせ
「あ、ちなみにそのアルテリアという国に滞在する間は貴方が私達の傍についていて下さいね、ワジさん。知らない所に行くのですから私達が信用している知り合いの人達に傍にいて欲しいですし。」
「フフ、貴女のご希望とあれば喜んで。というか貴女達に信頼されているなんて、本当に光栄だね。いや〜、他の連中に自慢できるよ♪何なら各地を廻る時僕でよければ一緒に付いて行って案内するけど?こう見えても各地を飛び回っている立場だし。」
笑顔で言ったエイドスの言葉を聞いたワジは口元に笑みを浮かべて紳士の動作で恭しく会釈した後笑顔を浮かべて提案し
「それはちょうどいいですね。是非お願いします♪」
「フフ、仰せのままに。」
自分の提案に笑顔で頷いたエイドスの答えを聞いたワジは静かな笑みを浮かべて再び恭しく会釈をした。
(なんやろ…………本来ならありがたい話のはずやのに、とんでもなくマズイ事が起こる気がすんねんけど……つーか、よりにもよってアイツが常に傍にいたらヤヴァすぎやろ………!)
(それは同感……………後で私達もヘミスフィア卿と一緒にエイドス達を守らせて頂きたい事を申し出るべき。)
我に返ったケビンとリースは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、それ
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