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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜それでも僕は〜
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……そんなの…………嬉しいに……決まってるだろう………?………でも……………それは……………」

ガイに問いかけられたロイドは苦笑した後複雑そうな表情をし

「―――俺が死んだ後の時間を、そこで頑張ってきた人々の努力を否定することにもなる………まあ、当然そうなるだろうな。」

ガイは静かな表情でロイドを見つめていた。

「……………………………」

「”特務支援課”だったか………俺も参加して、お前らと一緒に色んな事件を解決している世界もあり得たのかもしれねぇが………それは今のお前らの世界じゃない。」

「……………ああ………本当にそんな世界があったら、どんなに楽しくて、嬉しくて………幸せだろうと思うけど………それでも………僕は……………」

静かな笑みを浮かべて呟いたガイの言葉に頷いたロイドは涙を流して身体を震わせていた。

「ああ――――それでいい。お前がそう言えるようになったのを俺は誇りに思うぜ。」

ロイドの答えを聞いたガイは満足そうな表情で頷いた後ロイドに近づいてロイドの頭を撫でてロイドの両肩に両手を置いてロイドをジッと見つめた。



「本当に………あの甘えん坊がよくここまでデカくなったもんだ。」

「に、兄ちゃんなんかに甘えた記憶はないっての………セシル姉とルファ姉ならともかく………」

口元をニヤニヤさせたガイの言葉を聞いたロイドは唇を噛みしめて否定した後複雑そうな表情になった。

「はは………そうだったな。……………セシルもようやく新たな相手を見つけて安心したぜ………まあ、もっと早くお前が思い切ってアタックしていたらセシルと結ばれた相手はお前だったかもしれねぇぜ?何せルファディエルですらも落としたんだからな。」

「うるさい………セシル姉自身が選んだんだからな………あの”英雄王”が第一側室にする程兄ちゃんなんかには勿体ない、最高の女性なんだぞ………?」

口元をニヤニヤさせたガイの言葉を聞いたロイドは真剣な表情でガイを見つめて呟き

「ハハ、違いない。まあお前も、自分の相手はちゃんと見つけたみてぇだから余計なお世話ってもんか。それにしてもまさかお前がハーレムを築くとは思わなかったが。しかもその中にはティオやルファディエルまで入っているしな。」

「べ、別にそういうつもりじゃ……それに俺にはちゃんと婚約した人がいるんだからな。」

「クク、それじゃあ聞くがマクダエル市長の孫娘さん以外の女性達全員をふるつもりなのか?お前が婚約したマクダエル市長の孫娘さんも重婚には納得しているんだろ?」

「う”………」

からかいの表情で自分を見つめて言ったガイの話を聞いたロイドは表情を引き攣らせて唸った。



「……ま、俺は重婚もいいと思うぜ?家族の在り方は人それぞれ
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