暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、結成する
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〜菓家 リビング〜
店の奥にある我が家のリビングには俺とお袋、親父の三人と先程俺のベットで寝ていた少女が集まっていた
「いや〜驚いたわ〜まさか人の姿になれるなんて」
「…………ん」
「……ごめんなさい……アタイ、寝てるときは上手く姿を保てなくて……」
俺の隣に座っているこのウサ耳少女こそがお袋達の引き取った兎で間違いないらしい
「言葉を理解したり話したりする動物は知ってるけど……人に変身するのは始めて見たな……」
「えっと……そんなに見られると…………恥ずかしい……」
おっと……ついまじまじと見てしまった。外でやってたらもれなくお巡りさんが飛んできそうだ
「それで………なんで俺の部屋に?」
「いや……なんか、落ち着くから……」
「落ち着くのならしょうがないわね〜」
お袋、チョット黙ってて……
「でも、家にはもう空きの部屋は無いし……幹太の部屋は広いから問題ないでしょ?」
「問題おおありだよ……」
なんで年頃の高校生が小さい女の子と同じ部屋で過ごさなきゃならんのだ…………ん?待てよ……
「お前…起きてる時は兎の姿を保ってられるんだよな?」
「うん……寝てる時はたまに間違って変身しちゃうけど、起きてる時は大丈夫……」
う〜ん…………なら大丈夫……か?
「はいはい!この話はおしまい!お夕飯にしましょう」
「ちょ!おい!」
お袋はそそくさと台所へと消えて行った
「……まぁ、いいや」
年の離れた妹みたいなもんだと思えばいいか……
「えっと……これから……よろしくね」
「おう、よろしく」
その後、四人?で楽しく夕食を囲んだ、あずきは山盛りのサラダをモシャモシャと食べていた
〜幹太の部屋〜
夕飯を食べ風呂から上がった俺は、寝巻きに着替えて部屋の椅子に腰を下ろし机の上のパソコンでブレイブデュエルのファンサイトを開いていた。このファンサイトでは公式からのニュースや注目の対戦やプレーヤーについてなど色々な事が載っている
「……今週末は色々あったな……」
久し振りのブレイブデュエル、新しい出会いなど……盛りだくさんな週末だった……
「……寝るか」
俺がベットに入ろうとシーツを捲ると
「……」
兎の姿をしたあずきがそこにいた
「……なにやってんだよ」
「ここが気に入ったから……」
俺のベットなんだが……
「…………その姿ままで寝ろよ」
「うん!」
嬉しそうに返事をするあずき……そんなに気に入ったのか?
「……お休み」
「お休みなさい……」
…………そして、朝を迎えた
「……………………」
「…………ふ
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