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とある科学の傀儡師(エクスマキナ)
第49話 演技
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と聴くが......

「身体ヲ勝手ニ......貴様ノオ陰デ計画ガ色々狂ッテクルナ」

「知るか!」
キッと目を鋭くするとサソリは万華鏡写輪眼から、スサノオを生みだそうと蒼く燃えるチャクラの塊を身に纏い始めた。

その様子にニヤリと黒ゼツが笑うと両手でガッチリと耳を塞いだ。

「??!」
木山はその行動に首を傾げながらも耳を塞ぎ、両目を白衣で覆った。
トビフレンダはスカートの中から黒いスプレー缶のような物を取り出すと、ピンを抜いて床に叩きつけた。
「!?」

床に着火した瞬間に太陽より強い閃光とジェット機が耳元を通過したかのような爆音が炸裂し、万華鏡写輪眼の力が打ち消され、出し掛かっていたスサノオが消失した。

「ぐっ!?」
しまった......目と耳が......
強烈な閃光に視力を奪われたサソリは、一切のうちはとしての能力を封じ込められたに近かった。

目と耳が使えなくなったサソリの腹部にトビフレンダがチャクラを溜めて、サソリを蹴り上げた。

「がはっ!?」
目と耳が使えなくなったサソリにとっては、敵の攻撃を知る手段が苦手なチャクラ感知をしなければならない。

「天下の写輪眼も道具一つで使えなくなるんすねー」
「はあはあ、貴様ら......」
サソリは印を結び、感じた二つの強力なチャクラ反応に向けて土砂を流し込んだ。
木山はなぜか壁際に移動しているのが分かり遠慮なく攻撃を仕掛ける。

「無駄ナ足掻キヲ」
しかし、土砂を避けようとした直後、部屋中に不協和音が鳴り出して、トビと黒ゼツの身体が硬直した。
「「!?」」

壁際に移動した木山がリモコンを片手に子供のように薄ら笑みを浮かべて強く黒ゼツ達を睨み付けていた。
木山はダイヤルを回して、出力を高めていく。
「オノレ......キャパシティダウンヲ......」

聴覚を封じられたサソリには、キャパシティダウンの影響を受けず、土砂が勢いそのまま黒ゼツとトビを巻き込んだ。
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