第49話 演技
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ていろ」
と木山にキャパシティダウンのリモコンを手渡した。
「ああ」
とサソリからリモコンも受け取るがサソリの険しい表情に寒気を禁じえない。
「何者だ?」
見た感じでの身体は、ここに侵入する際に幻術に堕とした少女だ。
だが、チャクラの感じは金髪少女の上に覆い被さるように何者かのチャクラをへばり付いてようなものに近い。
それにあの面は何処かで見た記憶があるな
二階と一階を区切っている柵の上ど脚を組み直し、面に手を掛けた。
「サソリ先輩っすね!オイラは知っていますが、先輩にしてみれば知らないみたいっすね。トビと呼んでください」
少女の無垢な声色を使っているが、今までに感じたことの無い粘着剤のようなチャクラにサソリは不快感を露わにする。
トビと名乗った少女は、首をポキポキ鳴らし、軽く体操をすると見張り台のような二階部分から姿を消して、サソリの前に風を吹き込みながら一瞬で移動した。
「先輩......オイラと感動的な対面なのに分身だなんて無粋っすね〜」
澱みなく着地しながら、トビフレンダはバタバタとスカートをはためかせている。
金色の髪がまるで生き物のように縦横無尽に流体力学に沿うように靡いた。
「木山、少し離れていろ」
「ああ?」
サソリはトビと呼ばれる奇妙な面を付けた少女を凝視しながら木山に声を掛けた。
着地や今までの動作から、目の前に居るのは特殊な訓練を積んだ忍であることをサソリは、静かに確信した。
「この女の仲間か?」
サソリが幻術に罹っているテレスティーナを指差しながら質問した。
「テレ......何だったかな?まあ、表面上はね......今はそんか事よりも」
急激にチャクラがトビフレンダから溢れ出して、凄まじいスピードで床を蹴り出して移動した。
それに呼応するかのようにサソリも黒い線となって消えた。
「!?」
一瞬、二人が居なくなったが次の瞬間には木山の右側の壁に金髪少女が叩きつけられてサソリが砂クナイを使って喉元に突きつけた。
は、速い
全く見えなかった......
木山の両眼は赤色を無くし、普通の眼に戻り、ポカンとしていた。
「流石っすね。人間になっても動きは衰えていないみたいっすね」
トビフレンダは頭を押さえ込まれているが、飄々とした口調でサソリを賞賛した。
サソリは、舌打ちをしながら更にクナイを喉元にチラつかせた。
「貴様らの目的は何だ?」
「オイラ達?目的はね〜」
首元にクナイを突き付けられてもトビフレンダは涼しげだ。
「......」
サソリは緊張を高まらせて、クナイを持っていない手で印が結べるように宙に漂わせた。
さあて、何を企んでいる?
場合によっては......
「目的は......排便の感覚を知る事っす
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