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Blue Rose
第二十二話 心と身体その十八
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 表に出ているそれがというのだ。
「だからね」
「そうして別の人としてですか」
「また優花と一緒に暮らすわ」
「そうされるんですね」
「そう考えてるわ」
「何かと面倒なことが多いですね」
「そうね、けれどそうしたことも受け入れているから」
 優花の身体のことがわかってからもとだ、こう龍馬に話すのだった。
「やっていくわ」
「そうしてですね」
「ええ、また一緒に暮らせるようにするわ」
 この願いは変わらなかった、そしてその願いの為に動くのだった。それは龍馬も同じで。
 淀みのない顔でだ、優子に言った。
「俺もです」
「友達としてよね」
「あいつとまた一緒にいます」
「そうしていくようにね」
「努力していきます」
「そうしてね、じゃあ長崎にはね」
「行きましょう、別々になっても」
 長崎に行って優花と会うことも楽しみにしていた、二人は二人でこれからのことを考えてた。優花とのことを。


第二十二話   完


                           2016・5・22
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