第二十二話 心と身体その十八
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
表に出ているそれがというのだ。
「だからね」
「そうして別の人としてですか」
「また優花と一緒に暮らすわ」
「そうされるんですね」
「そう考えてるわ」
「何かと面倒なことが多いですね」
「そうね、けれどそうしたことも受け入れているから」
優花の身体のことがわかってからもとだ、こう龍馬に話すのだった。
「やっていくわ」
「そうしてですね」
「ええ、また一緒に暮らせるようにするわ」
この願いは変わらなかった、そしてその願いの為に動くのだった。それは龍馬も同じで。
淀みのない顔でだ、優子に言った。
「俺もです」
「友達としてよね」
「あいつとまた一緒にいます」
「そうしていくようにね」
「努力していきます」
「そうしてね、じゃあ長崎にはね」
「行きましょう、別々になっても」
長崎に行って優花と会うことも楽しみにしていた、二人は二人でこれからのことを考えてた。優花とのことを。
第二十二話 完
2016・5・22
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ