幼年期編
10章
アルトリアさんは幽霊で騎士王でアーサーです。凛さんは魔法使いで士郎くんはその旦那さまです
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「さて、そろそろ美琴と当麻をおこそうかしら。ご飯も冷めちゃうしね」
「ええ、冷めてもおいしい物ではありますが温かいうちが一番ですから」
「じゃ少しさめている物は温めなおしておくか」
そして美琴と当麻を起こしたあと、昼食の続きをとったのであった。
昼食後、5人は昼食前の出来事について話すために今に集まっていた。
「ま、お茶でも飲みながらな。紅茶は買ってきてなくて緑茶で悪いんだが」
そういって士郎がお茶を配った後、凛の隣りに腰を下ろす。
凛はそれを確認すると美琴と当麻に視線を向け美琴に向かって口を開いた。
「とりあえず美琴がどんなふうにアルトリアの事を感じているのか話してくれない?どこから話したらいのかもそれで変わってくるだろうし」
凛の言葉に美琴はどう話したもかという表情を見せるも、あるていどどう話すか固まったのかゆっくりと口を開き出した。
「…そうですね。私から見たアルトリアさんですけどAIM拡散力場の超密度の集合体、要は能力者の能力が自我と質量をもってその場に存在しているような物だと感じています。あえて言うなら人間より高度の存在…そうですね例えば天使だったり悪魔だったり神だったり、どちらかというとそういう存在に近いものだと思ってますね」
説明を聞き頬をひきつらせている凛には気がつかずに美琴は話を続ける。
「あ、力場が凛さんとアルトリアさん、士郎さんと凛さんの間で繋がっているみたいなので…科学的に言うのは難しいですけど、例えば魔術とか魔法みたいな概念の中で言う使い魔みたいなものかなぁとは思ってますよ。あ、後は陰陽師的な感じで式紙とかかな?そういうわけで当麻の右手に触れると消えちゃうんじゃないかなぁと思ったんですよ」
美琴はそこまで言うと凛と士郎、アルトリアがどんな反応をするのか気になり視線を向ける。ちなみに当麻は美琴の教育の成果か問題なく話についてきている。
士郎は美琴に感心したような目を向けており、アルトリアも似たようなものだ。凛はなんというか怖い。めちゃくちゃ笑顔なのだがその笑顔が美琴に悪寒を覚えさせるのだ。実際にそれを見た美琴と当麻、それに二人の顔を見てから凛に視線を移した士郎も引きつった顔をしていた。
凛はそんな周りの空気に気がついたのか真顔に戻り、深呼吸した後に溜息を吐くと、何か考えるようなしぐさを見せた。
空気が緩み、セイバーと凛を除く3人が安堵の溜息を吐くの感じると、ある程度考えがまとまったのか凛が口を開いた。
「美琴の考えている事で大体あっているわ。ちなみにわたしと士郎についてはどう感じているの?」
凛は美琴の考えを肯定するとさらに質問を投げかける。美琴は
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