悪党は問答無用に痛い目にあうのがテンプレ
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学を越えた機械仕掛けの人形。その強さは鍛え上げた人も容易に葬れる。
複数の人形が主の命令を受け走り出す。人の何倍もの戦闘力を持つ人形が赤い戦士を狙う。赤い戦士は冷たい目線で向かってくる相手を眺めた
「は!はは、余裕とでも思っているのか!
……バカめ!其処のゴミの様にはいかないぞ!ソイツらは我ら夜の一族が誇る人の強さを遥かに越えた自動人形だからな!あの世で戦いを挑んだ事を後悔するがいい」
氷村の発言に赤い戦士は警戒する様に目を少し細めた。
発言が嘘でない証拠に自動人形は人の数倍は早く接近している。
氷村が自慢するだけあり、数は少数だが拳銃を持った黒服の男達全てを合わせたより遥かに強敵だろう。
だが、人の数倍、たかがその程度だ。赤い戦士には問題ない。
赤い戦士は人を相手にするよりは少し強めに先発した三体を吹き飛ばした。無数の銃弾を見切る赤い戦士には無数の弾丸よりは数が少なく大きくなった自動人形を迎撃するのは然して難しい事では無い。
一体の自動人形は吹き飛ばされコンクリートの壁に叩き付けられ、壁のコンクリートをぶち抜いた先で倒れる。だが氷室は笑っていた。
普通の人なら全身の骨がバラバラになるレベルで叩き付けられた筈の自動人形が……平然と立ち上がった。
「ウソ!」
アリサは驚いた。
「くはははは!!どうだ夜の一族の誇る自動人形に少しは驚いたか?ソイツらは命令を完遂する為なら腕や足が無くなっても闘うぞ?くくくく、果たして何処まで生き残れるかな?」
氷村の非道な発言に自動人形の顔には感情の色は無い。顔に出てない訳でなく彼等には感情がない。戦闘の邪魔だと感情等の機能は付けられていない。
敵は命令の通り相手を殺す為だけに動く機械。動ける限り相手を狙う殺人機械。
問題ない。寧ろ有り難い。赤い戦士的には心がないなら殺人機械なら遠慮は要らない
赤い戦士が再び動き始めた自動人形に気を取られていると、吹き飛ばされなかった自動人形が正面二、左右に一体ずつ、三方向から一斉に襲った。
赤い戦士まで残り一メートル未満まで接近。赤い戦士に攻撃しようと腕を伸ばす。
腕が落ちた。
そして腕から続いて見えないミキサーに入るように自動人形の体が…………落ちていく。
自動人形四体の体は赤い戦士に触れる事すら叶わず床にバラけて落ちていく。夜の一族が誇る秘宝は命令されてから一分も経たずに大半がただの部品となる。
赤い戦士の自動人形への対処法はある意味簡単。体の一部が無くなっても戦うなら、………全身を細切れにすればいい。本気で容赦がない。
「「キャアア!!」」
機械だが見掛けは人がバラける姿、すずか、アリサが悲鳴を上げた。
「い、イレイン!あの化物をヤれ!」
「了解しま
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