リリカルフォーム
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な人達には多分嬉しい声の掛け方だろうか?問答無用でストーカー扱いにド変態扱い。
地味に気持ち悪いモノ(塵)を見るような紫の視線の方も女王様を思わせる。
図太い少年でもいきなり過ぎて少し反応に困った。
少年は取り合えず…
自意識過剰乙m9(^Д^)
と言っておいた。
ダブルで殴られた。
少年は少女にあり得ない『ズブシュ!』と聞こえたパンチ力に悶絶してると…
ブオオオン!!
危ない運転をする黒塗りの車が登場。少女達のすぐそばに車が横付けされる。
金髪の少女が危ないわね!と怒鳴ると車から堅気に見えない五人組の黒服の男が出て来てきた。
「な、なによ!!」
「いやぁ!!」
出てきた黒服の男達は力付くで混乱している少女二人を捕まえる。
「誰か!フグゥ!!」
少女二人は助けを呼ばない様に口を塞がれあっと言う間に荷物のように車に積み込まれた。少女を乗た車は発車。白昼堂々の誘拐。
最初から最後まで端から目撃した少年。
少年は頭を捻り答えを出した。
「映画の撮影」
『違う』
少年のポケットから声が聞こえた。
此所は廃墟、二人の少女は廃墟の吹き抜けの一室に連れ込まれる。その廃墟には何十人もの男達と薄い紫の髪の少女が知ってる人物が居た。その人物の周りには男達とは別の多数の人でないモノが囲っていた。
「久し振りだな。すずか」
「ひ、氷村おじさまどうしてこんな事を、」
「ふふ、どうしてこんな事をだと?決まっている忍が悪いんだよ」
「お姉ちゃんが」
「そうだ!奴は忍は僕から夜の一族当主の座を奪った!更にだ!ボクとの結婚も拒否してあまつさえまだ吸血鬼にしてもいない人を恋人に……」
舞台の役者の様に台詞を言う氷村。
「は、吸血鬼?」
アリサが呟くと氷村は突然演技を止めて厭らしく笑う。
「何だお前知らなかったのか。確かすずかの友達と調査で出ていたが違ったか。なら教えてやろう」
「お、おじさま」
すずかの悲鳴の声、目は止めてと懇願している。
「何だ友達なら教えるべきだろう。人を友達なんて言うならな。私とすずかは夜の一族、何百年経とうと老いない不老たる肉体、人を越えた強靭な肉体、人に到達出来ない叡智、魅了し操る魔眼、これら総てを持った人の上位種族なのだよ。俗に言えば吸血鬼だ 」
「き、吸血鬼、本当なのすずか」
「…………」
すずかは俯く。その態度は氷村の話を肯定していた。アリサは唖然とする。
「くくく、そうだ吸血鬼だ。お前は其でもすずかを友人と思えるか」
「…………」
アリサは何も言わない。すずかは首が折れそうな程に俯き……泣い
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