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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第186話
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何とか君の力だけで攻撃が防いでくれ!次で決める!」

フィーナに微笑まれて目を見開いた後真剣な表情でエレナに指示をした。

「はい!ハァァァァァァァ………!」

アドルの指示に頷いたエレナは剣に膨大な闘気を溜め始めた。

「――――――――!!

そして敵はコアから莫大なエネルギーによる極太のレーザーを放ち

「―――行きますっ!アークレイズ―――――――――ッ!!」

エレナは跳躍して膨大な闘気を溜め込んだ剣を地面に叩きつけ、自分達を中心としたドーム型の闘気を発生させて敵の攻撃を防いだ!

「クッ……!」

闘気による結界を展開していたエレナは敵が放ち続けるレーザーの威力に圧されかけていたが

「私の大切な人達は絶対に守る……!兄さん!どうか私に大切な人達を守る力を!ハァァァァァァァ………!」

自らに気合いを入れて闘気による結界の強度を上げてレーザーを防ぎ続けていた。するとエレナの背後にかつて”影の国”でアドルが戦った”試練”の相手の一人にしてエレナの兄――――チェスターの幻影が現れてまるでエレナと共に結界を維持するかのように、チェスターの幻影もエレナと共に剣を地面に突き刺し、結界の強度を上げると共に徐々にエネルギーを圧し始めた!

「イースのみんな、僕達に力を!」

その時アドルは剣―――『神剣イースフェイヴァー』を天へと掲げて叫び

「レア……ユニカ……みんな……イースよ……魔の根源を断つ勇者に勝利の祝福を……!」

フィーナは全身から膨大な神気や魔力をさらけ出して強く祈りを奉げた!すると二人の周囲に”影の国”の試練で戦った相手――――ユニカ達を含めたフィーナにとって愛すべき土地――――イース、エステリアの地に住む多くの人々や神官達、そしてフィーナと瓜二つの容姿を持つ白き翼を持つセルリアンブルーの髪の女性―――フィーナの姉神レアの幻影達が現れ、全ての幻影達は祈り始めた!

「今こそ希望の力をイースを救った勇者に!」

「輝け!イースの希望!!」

するとアドルの足元に巨大な魔法陣が形成され、アドルが剣を天へと掲げると剣は天をも斬り裂くような巨大な光の剣となった!そしてアドルは巨大な光の剣を敵に向かって振り下ろした!



「「天翔!光翼剣――――――――――――ッ!!」」



アドルが振り下ろした巨大な光剣は敵が放ち続けるレーザーを斬り裂き、レーザーを放ち続けるコアと同時に敵の巨大な身体を真っ二つに斬り

「ハァァァァァァァ………!」

レーザーが斬り裂かれると同時にエレナが放ち続ける闘気による結界のドームも敵を呑みこんだ!

「―――――――――――――!!??」

すると敵――――”碧き魔王”ゼロ・ダームは悲鳴を上げながら身体全体から連鎖する
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