第186話
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触手で二人に攻撃してきた!
「ハアッ!!」
「ヤアッ!!」
アドルとエレナは互いの背中を守りながら自分達を襲う触手達を斬り払い
「―――守りの加護を!プロテクション!!」
フィーナは魔術で二人の防御能力を高めて二人が受けるダメージを軽減させていた。
「……………!」
その時敵は手に持った巨大な槍を振り回してアドル達や空中にいるフィーナ目掛けて叩きつけ
「「「………!」」」
3人はそれぞれ回避行動に移った。
「それっ!!」
フィーナは上空を翼でかけながら片手から無数の魔力弾を連射して自分に攻撃をひきつけ
「星方陣!!」
「アヴェンジャー!!」
アドルとエレナはそれぞれ敵の両足に近づいて強力な攻撃を叩き込んだ!
「………!?」
両足に強烈な攻撃を叩き込まれ、怯んだ敵はコアをむき出しにして地面に跪いた!
「今だ、エレナ!」
「はい、アドルさん!」
「「ブレイブラッシュ!!」」
その時アドルとエレナはコアを挟み撃ちにして怒涛の連続攻撃を叩き込み
「冷気の刃よ、全てを貫け!ダイヤモンドダスト!!」
フィーナは氷の刃を次々とコアに向けて集中攻撃した!”碧き魔王”ダーム・ゼロ……”魔王”と呼ばれているだけあり、敵は強大で一撃一撃の威力が凄まじく、”神器”と言ってもおかしくない武具を装備しているアドル達でも決して無視できないダメージを受けていたが、3人は協力して戦い、徐々に敵を弱らせた。
「――――――――――――!!」
アドル達によって弱らせられた敵は吠えた後頭上へと移動させたコアに莫大なエネルギーを溜め始め
「クッ………!あれじゃあ攻撃が届かない………!」
自分達にとって攻撃範囲外である遥か高みにあるコアを見たアドルは唇を噛みしめ
「それに凄まじいエネルギーを感じます!あんなのが撃たれたら………!」
エレナは厳しい表情で言った。
「――――エレナさん。貴女の力で攻撃を防ぐ事はできないでしょうか?」
するとその時フィーナは静かな表情でエレナに問いかけ
「え?…………一撃なら何とか防げると思いますが……」
問いかけられたエレナは首を傾げた後不思議そうな表情でフィーナを見つめた。
「フィーナ、何か考えがあるのかい?」
「……はい。―――アドルさん、私達は”私達だけ”で戦っている訳ではないのですよ?」
「え……それって一体……」
フィーナの言葉を聞いたアドルは呆け
「――――お忘れですか?アドルさんが持っているその剣にはトールの……イースの”みんな”の想いが込められてある事を。」
「!!そう言う事か……!―――エレナ!フィーナの言う通り、
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