機動戦艦ナデシコ
1442話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
手いからなのか、培養された細胞だからなのか分からないが。まぁ、どっちも作用しているという事にしておくか。
ともあれ、一流と超一流の壁を超えつつある量産型Wが警備として大量にいるのだから、賊軍が何かをしようとしてもどうにかなる筈がない。
事実、これまで既に何人かの怪しい行動を取っている奴を量産型Wは捕らえている。
そいつらは賊軍の者達ではなかったが、破壊活動を含めて色々と企んでいたのは事実だ。
別に敵は賊軍以外にいない訳ではない。特に討伐軍は現在実質的にこの世界を治めているような状況なのだから、体制に反対する者達にとっては絶好の攻撃対象だろう。
中には騒ぎを起こしたいだけとか、シャドウミラーという異世界の存在を許容出来ないって奴も混ざっていたが。
「ま、キラとアスランもいるし、護衛に関してはそれ程心配ないだろ」
取りあえずそう言っておく。
まぁ、実際キラもアスランも、量産型W程ではないにしろコーディネイターだけあってそれなりの力は持っている。
アスランは軍事訓練を受けているし、今はカガリの婿養子……予定ではあるが、その前はカガリの護衛という立場だった。
キラはコーディネイターの中のコーディネイター、スーパーコーディネイターとして生を受けた人物であり、普段の仕事はモルゲンレーテのMS開発だが、今でもかなりの強さを持っている。
そして何より、2人共守るのが自分の恋人であるのだから護衛にも力が入るだろう。
「ちょっ、ちょっとお姉ちゃん。ラクス様よ、本物のラクス様。うわぁ……綺麗って言うか、可愛いわね」
メイリンが感心したようにルナマリアに話し掛け、そんな中でミーアはラクスへと近づいて行く。
「ラクス様、初めまして。こうしてお会い出来て光栄です。今回一緒にライブに参加する事になった、ミーア・キャンベルといいます」
近づいて行くミーアに一瞬だけ警戒の表情を向けたキラとアスランだったが、ミーアが危害を加えるような相手ではないと判断したのだろう。すぐに力を抜く。
「あらあら、貴方が……ラクス・クラインです。よろしくお願いしますわ」
ラクスが笑みと共にそう告げた瞬間、再び転移フィールドが生み出される。
そして姿を現したのは……ランカとアルト。それとランカのマネージャーのエルモの3人。……そしてオズマだった。
「おい、オズマ。何でお前まで一緒にいるんだ?」
俺の声でこちらに気が付いたのだろう。オズマは当然だと言いたげに鼻を鳴らす。
「ランカが異世界でライブをやるんだ。何かあった時の為に、こうして護衛をするのは当然だろう」
「……アルト……」
視線をアルトに向けるが、そっと逸らされる。
この様子だと、多分オズマがマネージャーのエルモに強く言ったんだろう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ