37.友情とは何時までも美しい物。愛情はどうだろうか?
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」
俺のメシをガツガツ食いながら何事もない様に答える。
「お前昨晩ガンバりすぎなんだよ!」
俺は意地悪くリュカをからかったのだが…
「いやいや…朝は起きてたんだ。でもさっき第2ラウンドになっちゃって…」
「お前…俺達待たせて、何やってんだよ!」
「うん。ナニやってた」
何で恥ずかし気もなく言えるの?
「さて!じゃぁ行きますか!」
俺は殆どメシを食って無いが…まぁいい!
順序的に最初はビアンカさんのお父さん。
そして、俺達ラインハット組。
次いでシスター・アンジェラ。
最後はサンタローズ。
パパスさんの墓前に報告をしたいらしく、この順番になった。
俺もパパスさんの墓参りをしたかったが、個人的にひっそりと行いたいと言うリュカの意見を尊重した。
ヘンリーSIDE END
<サンタローズ>
フレアSIDE
丘の中腹、リュー君の実家があった裏手にパパスさんのお墓がある。
ご遺体も、遺品もない…墓石だけの…
リュー君が一人で造ったお墓…
私は教会正面からリュー君の姿を見下ろし、胸が苦しくなる。
リュー君はいつもの様に優しい笑顔で私の元へ来ると、
「じゃ、新妻を待たせると怖いので帰ります」
って、帰ろうとするので思わず抱き付きキスをしてしまった。
最低ね私…
ずっと我慢してたけど、我慢しきれなかったわ…
フレアSIDE END
<サラボナ−ルドマン邸>
ビアンカSIDE
日も暮れ町を月明かりが照らす中、私はリュカの帰りを待ち窓辺で佇んでいた。
「ビアンカさん。一緒に夕食でもどうかね?」
ルドマンさんが気を使って夕食に誘ってくれる。
「ありがとうございます。でも、リュカを待たないと…」
正直リュカが居ない状態で、この人達と食卓を囲むのは気まずい…
「なぁ〜に!あの騒がしい連中に捕まり、帰るに帰れないのだよ。遠慮する事はない。さぁ…」
リュカぁ〜早く帰ってきてぇ〜
リュカが帰ってきたのは、夕食も終わり皆さんとゆっくり談笑(ルドマンさん一家だけ)をしている最中だった。
「いや〜、ごめんごめん…ビアンカ待った?さぁ、今晩も頑張ろうか!」
さすがに腹が立ちテーブルの上にあったリンゴを投げ付けてしまった。
「リュカ!さすがに遅すぎるぞ!ビアンカさんの事も考えなさい」
「うん。本当にごめんね。ビアンカ」
そう言って優しくキスをする。
ずるいよ…許しちゃうじゃない…
「…で!リュカ、これからどうするのかね?」
「ちょ、新婚夫婦にそんな事聞かないでよ!決まってるでしょ!」
やだ、もう…恥ずかしい?
「そう言う事じゃない!次の旅の目的地の事だ!馬鹿者!!」
さすがのルドマンさんも怒り、テーブルの上の果物…リンゴ・オレンジ・グレープ等を投
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