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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第184話
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つものように”あたし達の時代に生きている女の人達を無自覚に落とすとか。」

「シャマーラ……冗談にならない事は口にしない方がいいですよ……?」

「もし本当にそうなったら、とんでもない事になるのは間違いなしですよ……」

シャマーラが呟いた言葉を聞いたエリナは表情を引き攣らせ、セティは疲れた表情で答えた。

「ちょっ!?みんな、俺の事を何だと思っているんだよ!?」

シャマーラ達の話を聞いた未来のロイドは慌て

「まあ過去のセティさん達が怖れている事は当然の事かと。」

「そうだよなあ!?俺達の時代のお前の状況を考えたら真っ先に思いつくぞ!?」

「しかも未来のロイドさんなのですから、今の時代のロイドさんよりもパワーアップして余計に性質(たち)が悪くなっている気がするのですが……?」

「この攻略王が!!マジで天罰を受けろよっ!!」

「ティオ!?ランディ!?」

未来と現代のティオやランディの話を聞いた未来のロイドは慌て

「ロイドさん……お願いだから、この時代の女の人達を無自覚に惚れさせないでよね?」

「ミント!?君まで!?」

表情を引き攣らせながら自分を見つめて言った未来のミントの言葉を聞いてさらに慌て

「「少しは反省してよね、ロ(あ)・イ(な)・ド(た)?」」

「ハイ……………」

「う”……………(何で俺まで………)」

そして膨大な威圧を纏って微笑みを浮かべている二人のエリィに見つめられた二人のロイドは肩を落として頷いた。

「フフ、一体未来のロイドには何人のお嫁さんがいるのかしらね♪」

ロイド達の会話を聞いていたセシルは嬉しそうな表情で呟き

(アハハ……未来のロイドさん達の会話の中で驚愕の事実―――エリィさんに二人の子供がいて、”2番目の女性”って事は多分私の事だから、私とロイドさんの間に最低二人は子供がいる事をロイドさん達、気付いているのかな……?)

リーシャは苦笑しながら未来のロイド達と現代のロイド達を見比べていた。

「ええい、揃いも揃って!成長してもやはり貴様らは貴様らか!?少しは状況を考えろ、馬鹿者共が!」

ロイド達のやり取りの様子にダドリーは呆れた表情で指摘した後”碧のデミウルゴス”とヨアヒムを警戒し

「―――気を付けて!攻撃が来るよ!」

未来のミントは真剣な表情で警告した。すると”碧のデミウルゴス”とヨアヒムが同時に攻撃を仕掛け、ロイド達はそれぞれ分散して攻撃を回避した。



「ミント!さっきエステル達と共に消えた君がいるという事は………君はもしかして未来のミントか!?」

「うん!ミントが未来のロイドさん達を連れてきたんだ!これも歴史の流れ通りだよ!」

ロイドに尋ねられた未来のミントは頷
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