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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
外伝〜最後の援軍〜
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マリアベルお嬢さんも最後の最後にとんでもない置き土産を残してくれたね………!」

ワジは溜息を吐いた後厳しい表情で”碧のデミウルゴス”とヨアヒムを睨んだ。

「クスクス♪一度やられた人が以前よりパワーアップした状態で生き返った所で、結局は同じ結果になるのは物語ではよくある話よ?何度蘇った所で、レンが何度でも”殲滅”してあげるわ!」

レンは凶悪な笑みを浮かべて笑った後膨大な殺気を纏ってヨアヒムを睨み

「―――気を付けてください!以前以上の霊圧が感じられます!」

「恐らくは暴走した”零の至宝”によって強化されている!一度勝利したからと言って、決して油断するな!」

ティオとツァイトは仲間達全員に警告した。

「例え相手がどれだけ強大であろうと俺達のする事は変わらない!」

「全てはキーアちゃんを取り戻してからよ……!」

「おお、難しい話なんてのは全て終わってからでも遅くはねぇだろ!

「――――巨大な霊子体の顕現を確認!中枢のコア部分にキーアがいます!何としても解放しましょう……!」

そしてロイド達は武器を構えて決意の表情で叫んだ。するとその時



「おおー、熱いね〜。ハハ、10年前の決戦を思い出すな〜。」

ランディの声がロイド達の背後から聞こえてきた!

「へっ!?」

「今から決戦だって時に訳のわかんない事を言わないで下さい、先輩!」

声を聞いたロイドは驚いてランディを見つめ、ノエルはランディを睨んで叫び

「ハアッ!?今の声は俺じゃねえって!?」

ランディは戸惑った様子で叫び

「あ……………まさか……!」

声を聞いて呆けていたキーアは明るい表情をした。するとその時、ヨアヒムが片腕を動かしてキーアを捕まえようとしたが

「オラアッ!!」

ロイド達の背後からランディの面影を残している容姿の赤髪の男性が跳躍し、ヨアヒムの片腕にスタンハルバードを叩きつけて怯ませた!

「ったく、本当にしつこい野郎だぜ。ウチのキー坊には指一本触れさせないぜ、外道が。」

そして男性は目を細めてヨアヒムを睨み

「ランディ!」

キーアは嬉しそうな表情でその場にいる者達にとって驚愕の名前を口にした!



「へっ!?」

「なっ!?」

「ハアッ!?お、”俺”だと……!?」

キーアの叫びを聞いたロイドとツァイトは驚き、ランディは信じられない表情で男性を見つめ

「よっ、キー坊。待たせたな。」

男性――――ランディはロイド達に振り向いて口元に笑みを浮かべてキーアを見つめ

「……………………」

「ほ、本当にランディなの……?」

「い、一体どうなっているんですか……!?」

ランディと呼ばれた男性を見たラン
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